元探偵によるストーカー・盗撮・盗聴対策

女性の安全<探偵視点>

ストーカー対策

ストーカー対策で最も重要!ストーカー被害の安全な証拠の集め方とは

投稿日:

警察にストーカー被害の相談をしたのに、何も対処してくれなかった。こういう不満を耳にしたことはないでしょうか。

 

平成1211月にストーカー規制法が施行されて以来、警察の相談体制は年々改善されています。しかし、「警察は何もしてくれない」という不満は今でも聞こえてきます。一体どうしてこういうことが起こってしまうのでしょう?

 

それはストーカー行為の規制が人権の領域に踏み込むからです。いくら女性が被害に遭っていても、証拠が無ければ警察はなかなか動いてくれません。

 

ストーカー対策を行う上で最も重要なことの一つである「証拠の集め方」をご紹介いたします。

 

「法秩序」の維持を担う警察は証拠が無ければ救いたくても救えない

 

1999年の桶川ストーカー事件、2012年の逗子ストーカー殺人事件、2016年の小金井ストーカー事件など。警察がストーカー被害の相談を受けていながら事件を防げなかった例は、枚挙に暇がありません。

 

なぜこんなにも警察の動きは鈍いのか。それは日本国憲法の三原則の一つである「基本的人権の尊重」に起因すると考えられます。警察が権力を振りかざし市民の人権を侵すことは、日本では絶対にあってはいけないことです。

 

警察が市民に対して「あの人に近付くな」「あの人にLINEやメールを送るな」と注意・警告を行うのは、市民の自由を規制する行為です。証拠がない状態でこれをやってしまうと重大な人権侵害になりかねないのです。

 

証拠とは即ち「記録」 できうる限りの被害の記録を残すことが大事

 

警察を動かすには証拠が必要であることが分かって頂けたかと思います。ではその証拠とは、具体的にどのようなものを指すのでしょうか?

 

例えば「つきまとわれた」「待ち伏せされた」などの「証言」は、残念ながら証拠にはなりません。それが事実であれ、言葉では客観的な事実を示す証拠にはならないのです。

 

証拠になるのは、第三者が見て、聞いて、分かるもの。即ち日記や画像や音声といった「記録」です。例えばつきまとわれたのであれば、その事実を証明する写真や録画データがあるのが望ましいです。

 

しかし、ストーカーの姿を堂々と撮ろうとすると逆上される恐れがあります。証拠は相手に気付かれないように、上手に集める必要があります。

 

危険を冒すのはNG ストーカーに気付かれない上手な証拠の集め方

 

ストーカーに気付かれずに上手に証拠を集めるには、一体どのようにしたら良いのでしょうか?

 

基本は、ストーカーのいない所、見えない所で集めること。例えば日記は非常に有効です。いつ、どこで、何をされた、何を言われたなどを、できるだけ詳しく記録しておきましょう。

 

LINEやメールもストーカー被害の証拠となります。受信したLINE・メールは削除せずに残しておきましょう。日数経過や件数超過で消えてしまう恐れのあるものは、スクリーンショットで画像データ化する、プリントアウトするなどで対応してください。

 

電話がかかって来る場合は、アプリやICレコーダーを使って通話内容を記録しておきましょう。

 

第三者の協力は心強い お金に余裕があれば探偵を雇うのがおすすめ

 

つきまといや待ち伏せをされた時に、その現場を録画し音声を記録することができたら、それは大変重要な証拠となります。しかし、ストーカーが目の前にいる状態でカメラやICレコーダーを操作するのは非常に危険です。

 

第三者の協力を得られれば、あなたがストーカー被害に遭っている現場を録画することが可能になります。安全な場所から撮影してくれる協力者を得ることは、とても心強いことです。

 

ただ、撮影者にはリスクがあります。ストーカーに撮影が気付かれてしまうと、何をされるか分かりません。もしお金に余裕があるのなら、その道のプロである探偵に依頼するのがベストです。

 

探偵は録画データだけでなく、様々な証拠を集めてくれます。

 

ストーカーから受け取ってしまった物は送り返さずに証拠品にしよう

 

基本的に、ストーカーからのプレゼントは受け取ってはいけません。受け取ることでストーカーの勘違いは増幅され、後々「プレゼントを受け取ったくせに」という厄介な状況を生む原因となります。

 

しかし、プレゼントを受け取った後にストーカー化したとか、郵送されてきて中身を見て初めて気付いたとか。ストーカーからのプレゼントを受け取ってしまうことは、起こり得ることです。

 

受け取ってしまった物を送り返すのは、ストーカーを逆上させるリスクがとても高い行為です。手元に置いておくのが嫌で処分したい気持ちになるでしょうが、それは捨てずに「ストーカー被害の証拠品」として警察に提出するようにしましょう。

 

まとめ

 

ストーカー被害に遭っていることを警察に相談する際、証拠の有無で警察の対応はまるで違います。どれだけ言葉で説明しても、警察は証拠が無いと動けません。

 

大切なのは、被害に遭っている証拠を残すことです。日記や、LINE・メール、録画データなどの記録が証拠として有効です。

 

証拠は必ず安全に配慮した集め方をするようにしましょう。基本的にはストーカーのいない所、見えない所で集めるのが安全です。

 

探偵は録画データなどの重要な証拠をいくつも用意してくれるでしょう。もし予算があるのなら、探偵への依頼を前向きに検討してみてください。

-ストーカー対策

Copyright© 女性の安全<探偵視点> , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.