夜、帰宅するとすぐ家に無言電話がかかってくる。
1度に限らず2度3度と繰り返し、同じタイミングで無言電話がかかってくる。
そんな体験はありませんか?
思い当たる節があれば、ストーカーに監視されているのかもしれません。
自分の知らないところで誰かにいつも見られていると思ったら気持ち悪いですよね。
監視されているかもしれないと思うと、歩いていても電車の中でも、すれ違う見知らぬ人達まで自分を見ているのではないかと疑ってしまうほど、精神的にもダメージを負ってしまいます。
今回はそんなストーカーによる監視行為の事例と、ストーカーからの監視を避ける方法などの対策をまとめてみました。
監視行為を告げて被害者を心理的に追い詰めるストーカー事例
ストーカーの監視行為は、対象者の行動を把握するだけでなく、監視していることを対象者にアピールしてくる事がよくあります。
「家に帰ると同時に電話が鳴り出てみると見知らぬ声で「おかえり」と言われてゾッとした。」
「今日の服装やコンビニで買い物したことなど、監視していた内容をSNSに書き込まれた」
「元カレが家の周りをうろついていて帰宅するとすぐに玄関チャイムが鳴ったり、郵便ポストの中身が抜かれていたりした」などストーカーに監視されると、被害者は見えない恐怖で心理的に追い詰められていきます。
眠れなくなったり、次はどんなことをされてしまうのかという不安に陥り、ストーカーが誰か特定できない場合は、誰に対しても疑心暗鬼になってしまうこともあるでしょう。
監視は見ているだけでなくカメラや盗聴器が仕掛けられている可能性も
ストーカーに監視されていると感じたり、家にいる時に無言電話がかかってくるなど不審に思うことがあれば、盗撮用の小型カメラや盗聴器が仕掛けられているかもと疑ってみることも大切です。
監視をしてくるストーカーは、相手の行動や交友関係、電話で話す内容まで知りたいと思っています。
家の外からでは、帰宅時間や着ている服装など得られる情報が限られてくるので、もっと知りたいと監視行為がエスカレートすれば、郵便物などに盗聴器などが仕掛けられる可能性もあります。
また、合鍵を持っている交際相手や元恋人などは、電池切れがなく長期間、監視ができるようなカメラや盗聴器を室内に設置することも可能になります。
ストーカーによる監視では、面識のない人からの一方的な好意によるものや、元恋人や夫、また現在付き合っている彼が、自分と一緒にいない時間まですべて把握したいという欲求や支配性の感情から、行為に及ぶ場合もあるのです。
室内の状況を把握されているなと感じたら専門業者に依頼をして、盗聴器や盗撮用のカメラなどを調べてもらいましょう。
無言電話をかけたり監視を告げてくるストーカーの心理状態
家にいる時に限って無言電話がかかってくるなど、明らかに被害者の生活を監視していると思われるストーカーにはいくつかのタイプが存在します。
電話をかけて被害者の声を聴くだけで満足するタイプや、監視をほのめかし、被害者に恐怖心を植え付け支配したいと感じているタイプ。
また、ストーカーからの電話に被害者が反応してしまい、怖がったり怒ったりする様子を楽しむタイプなど様々です。
監視を告げてくる時は、無言電話と同様に相手に対し不安を与えたい場合と、恋愛妄想を抱き被害者に対して見守っているよという勝手な意思表示の場合があります。
恋愛妄想の場合は、相手が怖がっていたり嫌がる気持ちは理解できず、「今日は遅かったね」
「着ていた服、可愛かったよ」など恋人気取りで監視を告げてきます。
この場合、むやみに拒絶するような態度を見せると、自分の好意を承認させたい欲求や逆に受け入れられなかった恨みからストーカー行為が激しくなる事があるので、しっかりした対策を考える必要があります。
ストーカーの監視は防犯カメラで威嚇したり行動を読まれない対策を
ストーカーの監視行為の被害に遭った場合は、しっかりとした対策が必要です。
まず、家のカーテンを遮光タイプに変えるなど、外から見ても家の中の行動が分からないようにしておきましょう。
玄関周りには防犯カメラを設置し、不審者のうろつきは録画して記録を残しておくべきです。また防犯カメラを設置するだけでもストーカーに一定の威嚇効果が期待できます。
無言電話に悩まされている時は、ナンバーディスプレイ対応の電話機に変えたり、番号が不明な時は、着信できないようにする機能などを上手く取り入れていきましょう。
また、郵便物や出したゴミから個人情報を知られてしまうこともあります。
ポストには鍵を、ゴミに出す時はシュレッターなどで個人情報が読み取られないよう裁断するなど工夫しておくべきです。
そして一人で悩まずに早めに警察に相談しておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
ストーカーに監視されているというのは、気味が悪いですよね。
監視を告げてくるストーカーには、無言電話をかけ被害者の声が聴こえるだけで満足するタイプや、監視をほのめかすような電話をかけ恐怖心を与えて相手を支配したいという欲求が強いタイプなど様々です。
どれも被害者には精神的にダメージを負わせてしまう悪質なストーカー行為と言えます。
また監視には室内に小型カメラや盗聴器などを仕掛けられることもあります。
自分以外、知りえない情報をストーカーが告げてきた場合は、これらの可能性があるのでより注意が必要です。
一人で悩まず警察に相談しておくことや、監視されている証拠となる電話の着信画面や、家の監視カメラデータ、会話の録音などを集めておくようにしましょう。
直接的な被害がないからと様子を見ていてはいけません。
ストーカー行為のエスカレートや、重大な事件の始まりとならないように早めにしっかりとした対策を取っておきましょう。