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元彼の脅しに屈しない!元彼から脅されたときの2ステップの対処法

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あなたは別れた彼氏から、しつこくよりを戻すように言われたり、脅迫されたりしたことはありませんか?

もしあなたが今、そのような状況に置かれているのなら、非常に危険だと言えます。

なぜなら元彼の脅迫行為がエスカレートすれば、あなた自身が大きな被害を受けることになる可能性が高いからです。

大きな被害を受けないためには、早めに対策することが重要になります。

しかし対策と言われても、どうすれば分からないという人も多いはずです。

今回はそんな方のために、元彼から脅されている時の対処法について説明していきます。

交際の強要や過激な発言、乱暴な行動はストーカー規制法で禁止されている

別れた彼氏から、しつこく復縁や会うことを迫られる女性はたくさんいます。

しかし異性に対して、しつこく復縁や会うことを迫る行為はストーカー規制法により禁止されています。

この行為はストーカー規制法のなかで「面会や交際の強要」と定義されていて、平成29年の警視庁への相談件数は1,019件にものぼりました。

また相手の女性に対して怒鳴ったり、乱暴な言葉をかけたり、メールで送るなどの行為もストーカー規制法により禁じられています。

こうした行為は「乱暴な言動」と定義されていて、平成29年の警視庁への相談件数は182件です。

意外に思う方もいるかもしれませんが、警視庁に寄せられたストーカー相談のうち、46.5%は元交際相手によるものです。

もし元彼が面会や交際を強要してきたり、乱暴な言動をしてくるのなら、相手はもうあなたのストーカーになっていると言っていいでしょう。

元彼からのもっともこわい脅迫?リベンジポルノとは?

元彼氏からの脅迫のなかでの特に怖いのが、「リベンジポルノ」による脅迫です。

リベンジポルノとは別れた女性などの性的な写真を、ネットの掲示板などに公開する行為を指します。

リベンジポルノは、別れた相手に対する復讐(リベンジ)を目的にしたものが多くなっています。

また元彼女と寄りを戻したいことから、「裸の写真をネットにばらまかれたくなかったら、俺と付き合え」などと脅すケースも多いのです。

警察庁が発表した平成29年のリベンジポルノの警察への相談件数は1,243件で、3年連続で1,000件を超えています。

このうち性的な画像をばらまくと脅されたという相談が514件、実際に画像をネットに公開されたという相談は236件です。

では実際にリベンジポルノをしたり、脅迫したりした人間には、どのような罪が適用されるのでしょうか?

ここでは実際にリベンジポルノを実行した人間、またリベンジポルノの脅しをした人間に適用される罪について説明していきます。

リベンジポルノをすると脅迫する行為は脅迫罪や強要罪にあたる

女性の性的な写真をネットなどに公開する行為は、「リベンジポルノ防止法」で禁止されています。

これに違反した犯人には、3年以下の懲役または50万円以下の罰金が科されます。

実際に写真を公開しなくても、「裸の写真をネットに公開してやる」などと相手の女性を脅す行為は、「脅迫罪」となるのです。

相手の女性を脅迫した犯人には、2年以下の懲役または30万円以下の罰金が科されます。

さらに「それが嫌なら俺の言うとおりにしろ」などと、相手の女性を脅したうえで自分の要求を強要した場合は「強要罪」となります。

強要罪の場合、犯人に適用される刑罰は、脅迫罪よりも重い3年以下の懲役です。

もしあなたの元彼が、あなたの性的な写真をばらまくと脅しているのなら、それはれっきとした犯罪行為です。

実際に裸の写真をばらまかれてしまう前に、対策したほうがいいでしょう。

元彼から脅迫されているときの2ステップの対処法とは?

元彼があなたを脅してきた場合、その男はここまで紹介してきたいずれかの罪に該当している可能性が高いと言えます。

もしそうなら、その男はれっきとした犯罪者ですから、なるべく早く警察に被害を相談したいところです。

しかしいきなり警察に行っても、証拠がなければ犯人を捕まえてもらえません。

そこでまずは被害にあったという証拠を集めてから、警察に相談するのがベストです。

ここでは元彼から脅迫された時の証拠の集め方と、警察への相談のしかたについて説明していきます。

ステップ①元彼から脅迫されているという証拠を集める

元彼が直接口頭で脅してくる場合、脅迫にあったという証拠を集めるためには、ボイスレコーダーを使うのが効果的です。

ボイスレコーダーに元彼が脅迫しているところを録音すれば、動かぬ証拠になります。

元彼と会う機会があるのなら、小型のボイスレコーダーなどをポケットに忍ばせておくといいでしょう。

元彼が電話で脅迫してくるのなら、元彼との通話を録音すれば証拠になります。

iPhoneなど通話の録音機能がないスマホもありますが、アプリやICレコーダーなどの外部機器を使えば録音可能です。

メールで脅迫してくるのなら、そのメールを消去せずに取っておくだけでOKです。

このように証拠を集めることはそんなに難しいことではないので、自分の身を守るためにも、証拠は積極的に保存するようにしておきましょう。

ステップ②元彼から脅迫されているという証拠を持って警察に被害を相談する

元彼から脅迫されている証拠を集めたら、警察署に行って被害を相談しましょう。

元彼の行為がストーカー規制法違反にあたるのなら、警察は元彼に対して警告を出してくれます。

元彼が警察からの警告を無視して交際の強要などを続けた場合、元彼には公安委員会から禁止命令が出されます。

禁止命令も無視した場合、元彼は逮捕され、その場合の刑罰は2年以下の懲役または200万円以下の罰金です。

元彼からリベンジポルノの脅迫を受けているのなら、脅迫罪または強要罪で被害届を出しましょう。

被害届は警察官が代わりに書いてくれるので、聞かれたことに答えるだけで大丈夫です。

犯人が元彼なら身元は分かっているはずですし、証拠もあれば逮捕してもらうことは難しくありません。

まとめ

別れた彼氏がストーカー化して面会や交際を要求してきたり、脅迫してきたりすることは珍しくありません。

もしこのような事態にあったら、自分の身を守るためにもすぐに対処したほうがいいでしょう。

ストーカー化した相手を放置していると、いつ危険な目にあってもおかしくありません。

また相手があなたの裸の写真を持っているのなら、ネット上に公開されてしまってもおかしくないのです。

元彼だからといって警察沙汰にすることを躊躇していると、あなた自身が取り返しのつかない被害を受ける危険が高いのです。

元彼から脅迫を受けるようになったら、ぜひこの記事を参考にして、すぐに対策してください。

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