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知り合いの男からつきまといや待ち伏せをされた場合の3つの対処法

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あなたは、知り合いの男からつきまといをされているかもしれないと感じたことはありませんか?

一見ただの嫌がらせのように思えるかもしれませんが、つきまといは繰り返せば立派なストーカー行為になります。

さらにストーカーの大半は、被害女性の知り合いですから油断はできません。

もし知り合いの男からつきまといをされていると感じるなら、すぐに対処しないと、ストーカー行為がエスカレートして危険な目にあう危険もあります。

しかし対処と言われても、どのようにすればいいのかわからないという方がほとんどではないでしょうか。

今回はそんな方たちのために、知り合いからつきまといをされた場合の3つの対処法について説明していきます。

女性のあとをつきまとう嫌がらせは立派なストーカー行為

女性のあとをつきまとう嫌がらせは、ストーカー規制法により「つきまとい等」として規定されています。

このつきまとい等に該当するのは以下の8つで、これらの行為を繰り返すとストーカー行為として処罰対象となるのです。

  1. つきまとい、待ち伏せ、押しかけ、うろつき
  2. 監視していると告げる行為
  3. 面会や交際の強要
  4. 粗野な言動
  5. 無言電話や連続した電話、メールなど
  6. 汚物などの送付
  7. 名誉を傷つける行為
  8. 性的羞恥心の侵害

このうち1の「つきまとい」などは女性のあとをつけたり、待ち伏せをしたり、家や職場に押しかけたり、その付近をうろついたりする行為です。

平成29年の警視庁へのストーカー相談件数は2,426件あり、つきまといなどは1,419件で、8つのなかでももっとも多い件数となっています。

ストーカーの80%は、被害女性の知り合いの男である

先ほど紹介した平成29年の警視庁へのストーカー相談のうち、被害女性とストーカーの関係の割合は以下のようになっています。

  • 元交際相手→1,128件。全体の5%
  • 知人関係等→381件。全体の7%
  • 職場関係→328件。全体の5%
  • 配偶者または元配偶者→86件。全体の5%

ストーカーは被害女性の知人関係が全体の15.7%で、職場関係の人間が13.5%でした。

職場関係の人間も被害女性にとって知人と呼べるような間柄でしょうから、ストーカーが被害者の知人であった割合は29.2%にもおよびます。

さらに元交際相手や配偶者、元配偶者も含めると、その割合はなんと全体の79.2%です。

元交際相手や配偶者は被害女性にとって知人以上の関係と言えるかもしれませんが、それでも知り合いにはかわりありません。

そう考えると、被害女性にとってストーカーが知り合いである確率はなんと約8割にものぼるということです。

知り合いの男につきまといをされた場合の対処法とは?

ここまでつきまといなどはストーカー行為のなかでももっとも被害が多いものであり、その約8割が被害女性の知り合いによる犯行だと説明してきました。

女性にとって、知り合いの男からつきまとわれることはけっして珍しいことではありません。

では実際に知り合いの男からつきまといをされた場合、どのように対処すればいいのでしょうか?

つきまとうのをやめるように直接本人に言うのは危険ですし、言ったとしても素直にやめてくれるとはかぎりません。

相手の男がしているのがストーカー行為である以上、やはり警察に相談するのがベストだと言えます。

ただし残念ながら被害にあったという証拠がなければ、警察に行っても犯人に何らかの処置をしてもらうことはできません。

そのため警察に相談するにも、きちんとした手順を踏んでからにするのが良いでしょう。

ここでは、知り合いの男につきまといをされた場合の対処方法について説明していきます。

つきまとう男への対処法①被害にあった証拠を集める

警察に、ストーカー犯に対して何らかのアプローチをしてほしいのなら、以下の証拠は不可欠です。

  • 自分がつきまといにあっているという証拠
  • 自分が犯人だと訴える男がつきまといをしているという証拠

これらの証拠がなければ、警察もストーカーに対して行動の起こしようがありません。

そのため、まずはストーカーからつきまといにあっているという証拠を集めるのが大切です。

自分で証拠を集める場合、ストーカーが自分につきまとっているところを写真や映像などに収めるという方法があります。

とは言え、通常のカメラやスマホなどをストーカーに向ければ警戒されてしまいますし、相手が逆上する可能性もあるため危険です。

相手に気付かれることなく撮影するのなら、ネット通販などでも販売されているペン型のカメラなどがおすすめです。

ペン型のカメラを使う場合は、さり気なく胸ポケットに差しておいて、こっそり撮影するのが良いでしょう。

つきまとう男への対処法②探偵に依頼して被害にあった証拠を集めてもらう

ストーカーからつきまとわれている証拠は自分で集めてもいいですが、やはり難しい一面もあります。

こっそり小型カメラを忍ばせて撮影しようとしても、相手に気付かれれば、ストーカーは逆上して何をしてくるかわかりません。

そこでおすすめなのが、探偵にストーカー被害の証拠集めを依頼するという方法です。

探偵は依頼者のあとを尾行してストーカーを見つけ、ストーカーが被害女性につきまとっているシーンなどを撮影してくれます。

被害女性がストーカー一人を撮影するより、ストーカーが被害女性につきまとっているシーンを撮影したほうが、客観的に見て証拠力も強くなるはずです。

何より探偵はプロですから、しっかりしたところに依頼すれば、ストーカーに見つかるようなヘマをする確率も低くなります。

つきまといにあっているという証拠を確実に集めたいのなら、探偵に依頼することを考えてみてもいいでしょう。

つきまとう男への対処法③被害にあった証拠を集めたら警察に相談する

つきまといの被害にあっている証拠が集まったら、証拠を持って警察に相談に行きましょう。

被害にあっているという証拠があり、ストーカーが誰かも分かっているのなら、警察も犯人に対してアプローチをしてくれます。

具体的には、警察はストーカーに対して、つきまといをやめるようにと警告を出してくれるのです。

ストーカーがこの警告を無視して女性へのつきまといを続ければ、公安委員会からもっと重い禁止命令が出されます。

この禁止命令にも違反した場合、ストーカーは逮捕され、2年以下の懲役または200万円以下の罰金が科せられるのです。

ストーカーも捕まりたくはないでしょうから、つきまといをやめる確率が高くなるでしょう。

まとめ

女性のあとをつきまとう嫌がらせは、繰り返せば立派なストーカー行為になります。

特にこの「つきまとい」などは、ストーカー規制法でストーカー行為と定義された8つのうちでもっとも被害が多いのです。

さらにストーカーは、被害女性にとっての知り合いだというケースが約8割を占めます。

知り合いの男につきまといをされる可能性は、充分にあるということは理解しておいたほうがいいでしょう。

知り合いの男につきまといをされている場合、つきまといにあっているという証拠を集めるのが大切です。

証拠を集めたら警察に相談し、ストーカーに警告を出してもらいましょう。

知り合いだからと言って警察への相談をためらっていると、いつストーカー行為がエスカレートして危険な目にあってもおかしくありません。

知り合いにつきまといをされているかもしれないという方は、ぜひこの記事を参考にして、つきまとい対策をしてください。

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