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女性の安全<探偵視点>

嫌がらせ

いやがらせする人の心理を知ることの必要性 いやがらせの対策・対処法

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悪質ないやがらせ行為に、私たちは強い憤りや恐怖を覚えます。ただ、気を付けなければならないのは、怒ったり怖がっていたりするだけでは、いやがらせを無くすことはできないという点です。

周囲の人間に悪い評判を広める、監視、つきまとい、無言電話やSNSへの誹謗中傷など。いやがらせを行う人間は様々な方法で私たちの心を傷つけます。

こういう人達は一体どういう心理状態にあるのでしょう?

それを知ることは、いやがらせの被害から解放される手掛かりになります。

今この瞬間も誰かが被害に…巷で見られるいやがらせ行為の例

例えば元彼や元旦那など、別れた相手と何かしらのトラブルが発生する事は、決して珍しいことではありません。中には、そのトラブルが拗れてしまい、相手からいやがらせを受ける事態に発展してしまった、という人も少なくないでしょう。

いやがらせの被害は決して非日常的で特殊なケースに限った話ではなく、実は私たちの身近な所で起きているのです。

一口にいやがらせと言っても、警察の相談窓口や弁護士事務所には様々なタイプの被害が報告されています。

中でも代表的ないやがらせの例をご紹介いたします。

通知が来る度に恐怖を覚える…SNSや電話を使ったいやがらせ

LINE、twitter、インスタグラム、facebookなど。4大SNSと呼ばれるこれらの内のどれか一つ、または複数を利用しているという人が、今やほとんどではないでしょうか。

こういったSNSがいやがらせに用いられたという例は少なくありません。

「今どこにいる」「何をしている」といった所在の確認。理不尽な怒りをぶつける誹謗中傷。〇〇しないと××するといった強要・脅迫など。受け取る側の心的負担の大きいメッセージが何通も送られて来るというのが、SNSを用いたいやがらせの特徴です。

また、無言電話や、電話で卑猥な会話を要求されるといった、電話を使ったいやがらせも多く見られます。

周囲に悪い噂を流して評判を落とそうとする…悪評の流布

ターゲットの周辺にいる人物に悪評を流布し、ターゲットの評判を落とそうとするいやがらせ行為です。ターゲットの友人や知人、隣人や職場など、身近な人達に悪評を話して回り、評判を落とそうとします。

このいやがらせ行為によって転職や引っ越しを余儀なくされた被害者もいるように、実生活に深刻な影響が出かねません。

いやがらせを受けるターゲット本人はもちろん、周囲の身近な人間も巻き込む極めて悪質な行為と言えます。

悪評の流布は名誉毀損に当たり、不法行為や刑事罰の対象となります。言われっ放しで泣き寝入りしてしまう方も多いようですが、訴訟することによって、名誉の回復や、悪評を流した人物を罰することが可能です。

相手が見える所にいるという恐怖…つきまとい

被害者の前に現れたり、被害者の後をついて来たり、あるいは先回りして被害者の行く先々にいるといった行為のことを指します。

加害者が目に見える所にいる、目視で直接監視されている。被害者が感じる恐怖、プレッシャーはとても大きいです。

オフィスの受付窓口で勤務していたある女性は、客がストーカー化してしまい、度々勤務先に現れるといういやがらせ被害に遭いました。客の行為はエスカレートし、仕事が終わって帰宅する際に後をつけられるという事態にまで発展したそうです。

この女性は警察に相談することで事無きを得ましたが、このように職場でいやがらせに遭うことも起こり得ます。

被害から解放される手掛かり いやがらせをする人間の心理を知ろう

いやがらせをする人間は、一体なぜこのような真似をするのでしょう?

私たちが持つ一般常識や良識に照らし合わせると、いやがらせをして相手を苦しめたり、怖がらせたり、そういったことはしてはいけないという結論に自然に辿り着きます。

いやがらせをする人間はそういった一般常識や良識が無いのでしょうか?

実は、必ずしもそうとは言えません。一般常識や良識を持ち合わせた人間がいやがらせ行為に走ることもあるのです。

代表的な「加害者がいやがらせを行う心理」をご紹介いたします。

一方的な被害者意識から来るターゲットへの復讐・報復

加害者が一方的に「裏切られた」「傷付けられた」などの被害意識を持ち、その復讐や報復のためにいやがらせを行うケースです。恋愛に絡んだ場合が多く、前述した元彼や元旦那がこれに該当します。

この場合、加害者は「自分は被害者だ」と思い込み、復讐や報復のために相手を苦しめることを目的としています。つまり、いやがらせをすると相手は苦しむ、怖がる、といったことを分かってやっています。

そういった意味では、他人にいやがらせをしてはいけないという一般常識や良識を持ちつつ、あえてしてはいけないことを行っていると言えます。そして被害者である自分は復讐・報復のためにそれが許されるという独善的な考えを持っています。

幼稚で思い込みが激しい、理解してほしいという欲

子供はよく、母親の気を引くために悪さをします。例えば母親が出掛けるタイミングでお皿を割ったり、ジュースをこぼしたり。母親からすると「なぜ困らせるのか」と腹立たしく感じる所ですが、これらは「自分に構って欲しい」という子供のメッセージなのです。

こういった子供じみた手法で誰かの気を引こうとしてしまう大人も存在します。そういった人間は、ターゲットの気を引く目的でいやがらせを行ってしまうのです。

一方的な恋愛感情を抱いている場合が多く、自分が正しく理解されれば相手は自分を愛してくれると強く思い込んでいます。そのため、相手の気を引き、自分に注意を向けさせるためにいやがらせを行っていると考えられます。

自分の思い通りにならないことへの苛立ち・嫉妬

自分が正しく評価されていないと感じると、人は誰しも不満を持ちます。その不満をいやがらせという形で発散させようとするケースです。

被害が発生するシチュエーションは、恋愛、仕事、友人関係など多岐に渡ります。恋愛対象、恋愛対象が仲良くしている人物、上司、部下、同僚、友人など、様々な人にターゲットとなる可能性があります。

自分はこんなに思っているのに、こんなに頑張っているのに、あいつよりも自分の方が上なのに、といった、高い自己評価と低い第三者評価の乖離が原因になると考えられます。

自分を評価しない相手、または自分よりも高い評価を得ているライバルに対し、いやがらせを行います。

独占欲、相手が自分のことを考えていると思えることへの愉悦

相手のことを独占したい、自分のことだけを考えてほしい、といった歪んだ欲が、いやがらせ行為の動機となるケースです。

アイドルや芸能人といった、不特定多数のファンを持つ人物が被害に遭うケースが多く見られます。沢山の人から愛される人を独占したい、いやがらせを受けている間は(実際は負の感情ですが)自分のことだけを考えている、といった歪んだ心理が顕著に表れています。

いやがらせを行う人間にとって、被害者のリアクションは成功を意味します。

嫌がる、怖がる、困る、といった反応や、被害に遭っていることを公表すること。これらは加害者にとって、自分がやったことに対して相手が反応したという喜びにつながってしまいます。

悪い事をしている自覚がない、独善的で歪んだ正義

近年問題視されているネット炎上に代表されるような、独善的な正義感から行われるいやがらせ行為のことを指します。

悪だと判断した何かしらの事象またはその事象を引き起こした人物に対し、叩かれるべき、非難されるべき、処罰されるべき、といった正義感を振りかざし、自分が罰を与えるという独善的な判断からいやがらせを行います。

このケースでは、加害者が悪い事をしているという自覚が無く、むしろ積極的に良いことをしていると思い込んでいるため、なかなか状況が改善されません。

加害者は、いやがらせを受ける相手が苦しんだり傷ついたりするほど、サディスティックな満足感を覚えます。

身近にいたら要注意 いやがらせをしてしまいやすい人の特徴

本来、他人にしてはいけないはずの行為であるいやがらせ。これをやってしまう人、やれてしまう人には、ある傾向が見られます。

以下のような特徴が、どれか一つではなく複数見られる人がもし周りにいた場合は、注意が必要です。

  • プライドが高い
  • 独善的な決め付けをよくやる
  • 友達が少なく、特定の人への依存が強い
  • 口下手で思ったことを上手に言葉にできない
  • 疑り深い
  • 自己中心的な言動が目立つ
  • 他人を誉めない一方で自慢話が多い
  • 過去の出来事に粘着してこだわる
  • 正義感が強い
  • 好きと嫌いの差が激しい
  • ナルシスト気質が強い

狙われやすい人にも傾向がある いやがらせを受けやすい人の特徴

いやがらせ行為をしやすい人間に特徴があるように、いやがらせを受ける側にもまた、特徴が見られます。

特筆するべきは、その特徴が必ずしも欠点ではなく、むしろ性格的な長所である場合が多いということです。

いやがらせを受けることで自分の長所を無くす必要は全くありません。しかし、狙われやすいことを予め知ることは非常に大切です。

以下の特徴に当てはまる方は、注意が必要です。

  • 優しくて相手のことを思いやる
  • 社交的で沢山の異性から好かれる
  • 聞き上手で人の話によく耳を傾ける
  • 気が弱く強く出られると折れてしまう
  • 頼みごとを断れない
  • 素直で人の言うことを信じやすい
  • 人に強く怒ることができない

我慢は間違い いやがらせを受けた時の正しい対策・対処法

私たちが最も気を付けなければならないのが、いやがらせは「我慢したり耐えたりしていればいつか無くなるというものではない」ということです。実際はむしろ逆が多く、時間が経つにつれてエスカレートして行く傾向があります。

いやがらせに対して私たちがやるべきことは、正しい知識から適切な対応を取ることです。いやがらせをする人間の心理が分かれば、それに応じた対策ができるようになります。

いやがらせを受けた時の対策・対処法をご紹介いたします。

毅然とした態度ではっきり「迷惑だから止めて」と伝えること

前述の「いやがらせする心理」で触れたように、いやがらせ行為に対して怒ったり怯えたり困ったり怖がったりといったリアクションを起こすことは、加害者にとっていやがらせの成功を意味する場合があります。

いやがらせが効いていない、あるいは関心が無いという態度を取ることは非常に大切です。

気を付けて頂きたいのは「無視」とは違うという点です。いやがらせによって迷惑を被っていることはきちんと伝え必要があります。毅然とした態度で「あなたに関心がない」「いやがらせ行為は迷惑だから止めて」と相手に伝えるようにしましょう。

それでも尚いやがらせ行為が無くならなかった場合は、警察に相談するようにしましょう。

証拠が無ければ警察は動かない 証拠を集めることの大切さ

毅然とした態度で「止めて」と伝えてもいやがらせが続く場合は、いよいよ警察に相談です。

ただ、「警察は困っている人を無条件で助ける組織ではない」という認識を持っておかなければなりません。私たちがいくら被害に遭っていても、証拠が無ければ警察は動かないのです。

被害を証明するためには証拠が必要です。毅然とした態度で「止めて」と伝えるのも、止めてと言っても止めなかったという被害の証明になりますので、必ず伝える必要があります。

例えばSNSで受信したメッセージや着信履歴、つきまといで現れた場所や日時を記録したメモなどは有効な証拠となります。警察に提出できるように集めておきましょう。

ついやってしまいがちだけど実は危険…やってはいけないNG行為

いやがらせを受けるのが嫌で、密かに転職したり、引っ越したり、SNS上でブロックしたり着信拒否したりする方もいます。多くの場合でこれらは有効なのですが、加害者がストーカー化している場合は、有効でない所か身の危険が生じる原因となり得ます。

接触の機会を完全に断ってしまうことで、ストーカーを逆上させてしまうリスクがあるのです。

逆上したストーカーは何としてでもターゲットを見つけ出そうとします。そして2016年に起きた小金井ストーカー殺人未遂事件に代表されるような、最悪の行動に出る恐れがあります。

接触の機会を一方的に、完全に断ってしまう行為は危険を伴います。その前に警察や弁護士に相談するようにしましょう。

まとめ

いやがらせをする人間の心理は、歪んではおりますが加害者なりのルールや被害妄想、正義感などに則ったものであることを理解しましょう。

大切なのは、毅然とした態度でいやがらせ行為を拒むことです。

加害者を逆上させないように落ち着いた口調で、「迷惑だから止めて」という意思がはっきりと伝わるような言い方をしましょう。

いやがらせが続く場合は、被害の証拠を集めて警察へ相談するようにしましょう。迷惑防止条例違反やストーカー規制法違反、脅迫罪など、被害に応じて警察がどの容疑に該当するかを判断し、対処してくれます。

いやがらせは我慢していても無くならないことが多いです。正しい知識で適切な対策を立てるようにしてください。

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