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部屋に侵入された形跡?!女性の一人暮らしは要注意!

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女性の一人暮らしは危険がつきものです。防犯面を考慮して家選びをする人が多いものの、オートロックであることに気を許してしまい、部屋に侵入されることも珍しくはありません。家にカギをかけているだけでは防犯対策が完璧とは言えませんので、一人暮らしをしている人は必ず防犯面を意識し、自分なりの対策を講じておきましょう。

防犯対策のポイントは、侵入者に警戒させることです。「この家は侵入しづらい」「侵入したらばれてしまいそう」と思わせることが防犯につながります。ひとつひとつの対策は難しくありませんので、今からでもしっかりとした防犯に取り組みましょう。

女性の一人暮らしは侵入されやすい!

女性の一人暮らしでは、ほとんどの人が集合型のマンションかアパートを選ぶはずです。防犯面を意識して2階以上、オートロック付きを選ぶ人が多いと思いますが、防犯対策はそれだけでは不十分です。

一人暮らし用のマンションは昼間外出している人が多いので物音に気付きにくいので、侵入者にとっては好都合な建物です。オートロックでも一度入ってしまえば上から下までチェックできてしまうため、完全な防犯とは言えません。

気候の良い時期は窓を開けて寝ている人もいるはずです。開けて寝たことを忘れてしまい、ベランダの窓を施錠しないまま外出してしまう人もいるでしょう。そういった気のゆるみを狙って侵入してくるのです。

また、侵入者は必ずものを取るとは限りません。その人の生活空間に入りたいから、という目的だけで侵入してくることもあります。その場合ははっきりとした形跡を残さないため、被害者が気付くのが遅れてしまうこともあります。

ここがポイント!!部屋に侵入された形跡とは?

侵入者は分かりやすく家を荒らすとは限りません。被害者に気づかれないようにものを取ったり、カメラを仕掛けたりする場合もあります。侵入された形跡を見つけるポイントは「なんとなくいつもと違う」「なんかおかしい」という第六感です。毎日帰る場所なので、少しでも違っていると雰囲気で分かるものです。自分の感を信じて間違いはありません。

家に帰った時、以下のような形跡が残っていたら侵入者がいるかもしれませんので、すぐに対策を練り、防犯対策を強化しましょう。

置いてあるものの位置がズレている

テーブルに置いたもの、飾り棚に置いたものがいつもと違う感じがしたら、それは侵入者の形跡かもしれません。ものが動いているのは侵入者の手やひじが当たってしまう偶発的な理由のほか、「侵入しているぞ」という意思表示をしている場合があります。後者の場合は何度か侵入してくる可能性があるので、特に注意が必要です。

また、家具類の位置がズレる、引き出しが少しだけ空いているなど、配置の変化にも注意しておきましょう。侵入者はどこに形跡を残しているか分かりません。部屋に帰ったら、全体を見渡してチェックするとよいでしょう。

引き出しのものがなくなっている気がする!

侵入者がとっていくのは金銭だけではありません。女性の下着も狙われやすいものの一つです。しかも、引き出しの奥に入っているもの、普段あまり身につけないものはなくなっていることに気づくまでに時間がかかります。侵入者もそのことを分かっていますので、特に盗まれやすい下着類は管理を徹底しておきましょう。

侵入者は目星をつけて家の中を探ります。浅い引き出しに通帳や印鑑を入れていると狙われやすいので、分かりづらいところに入れておきましょう。一人暮らしでは収納場所が限られていますが、できるだけ侵入者が予測しづらいところに入れておくがポイントです。

これでOK!侵入者を防ぐ3つのポイント

部屋に侵入されないためには、事前に防犯対策をしておくのが一番です。お金をかけなくてもできる対策がありますから、侵入される前に対策しておきましょう。防犯対策というと本格的なカメラや重厚なカギを想像するかもしれませんが、そこまで手をかけなくても十分対策できます。

ポイントは留守でも効果があるよう、侵入者が嫌がるような分かりやすい対策をしておくことです。侵入者は誰かに見られたり記録されたりすることを嫌がるので、その姿勢を見せておくだけでも防犯につながります。

防犯カメラの設置(ダミーOK!)

玄関のドア、ベランダの窓際など外から見える部分に防犯カメラを設置しておくと、侵入者が警戒します。このカメラはダミーでも構いません。本格的な防犯カメラはかなりお金がかかるので、まずはダミーカメラで対策しましょう。もし可能であれば家にあるデジカメを利用しても構いません。「録画されている」という状況を見せることで防犯につながります。

本格的な防犯カメラを取り付ける場合は、自分で取り付けると不具合が出る場合もあるので、業者にお願いしたほうがよいでしょう。数万円は必要ですが、最も厳重な防犯対策ができます。

玄関のカギは2つ以上を当たり前に!

いまや防犯対策として当たり前のようになってきましたが、玄関のカギを増やすのは基本の防犯対策として欠かせません。もしカギが一つだけなら、今からでも2つ以上のカギを取り付けましょう。

玄関のカギを二重・三重にしておくと、玄関から侵入しようとする侵入者を防ぎやすくなります。侵入者は時間がかかるのを嫌がりますから、より多くの時間がかかる複数のカギを敬遠するのです。通常のカギに2つめのカギを取り付け、3つ目はダミーにしてもかまいません。少なくとも2つ以上のカギをつけておくのがおすすめです。

侵入者を撃退する!ベランダにもブザーを設置

侵入犯の多くはベランダから侵入してきます。そのためベランダはより注意が必要な場所です。カギを破壊して侵入されないように、窓の破壊や開閉でブザー音がする防犯ブザーを設置しておきましょう。カギを壊されたときに大きな音がするので、侵入者は逃げる確率が高くなります。

ベランダのカギはとても簡単な引っ掛けるタイプのカギが多いので、破られやすいです。一人暮らしの防犯では玄関とベランダに「2つめのカギ」をつけておくことが大切ですね。

侵入者の形跡があったらカギで防犯強化!

前述したような侵入者の形跡を感じたら、大家さんに相談して、カギを取り換えましょう。大家さんに相談すれば玄関のカギを取り換えることができます。それが難しい場合は玄関とベランダに2つめのカギを取り付け、防犯ブザーを設置して再び侵入されないように備えておきます。

その後も侵入者が入ってくることも考えられるので、監視カメラをつけておくのもおすすめです。防犯面で強化になるのはもちろん、再び侵入されたら証拠として提出できます。本格的な監視カメラが設置できない場合は、小型の隠しカメラでも構いません。時計や置物の陰に備え付ければ簡単に録画できますので、証拠を取りたい場合はとても役に立ってくれます。

警察に相談するなら証拠を持って行こう

これは確実に侵入されていると感じたら、まずは警察に相談します。その時、侵入されたと判断できる証拠があると確実に警察が動いてくれます。逆に証拠がなく「侵入された気がする」という状態では捜査してくれませんので、警察に行く場合はできるだけ証拠を残しておきましょう。

最も効果的な証拠は前述した「隠しカメラによる映像」です。小型の隠しカメラで侵入者を撮影し、その映像を持って相談してください。小型カメラのほか、デジカメの動画撮影機能でも撮影は可能です。また、古典的な方法ですが玄関や部屋のドアにセロテープを貼っておけば、侵入された時に確実に分かります。少し手間がかかりますが、お金がそれほどかかりませんのでぜひ試してください。

まとめ

女性の一人暮らしに防犯対策は必須と言ってもよいでしょう。侵入されて怖い思いをしたとき、すぐに引越しできるとは限りませんし、何より精神的につらい思いをしてしまいます。防犯は「しっかり防犯対策しているぞ!」と侵入者に分かるようにしておくことが大事なので、複数のカギや防犯ブザーなど分かりやすいものを取り付けてください。

万が一でも侵入されてしまったら、警察に相談するのが一番確実です。侵入は一度だけとは限りません。二度、三度と狙う場合もあるので、必ず警察に連絡し、防犯対策を強化してください。侵入口が分かっている場合はその部分を重点的に。防犯カメラやダミーカメラなど、侵入者が嫌がるものを取り付けるのがポイントです。

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