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知らない人からストーカーされた時に取るべき対策を教えます!

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帰り道に何となく誰かに付きまといされている気がする、最近身に覚えのない郵便が届くようになった...もし、知り合いにストーカーをして来そうな人の心当たりが無ければ知らない人からストーカーされている可能性があります。

ストーカーされている事に気付いていないならともかく、一度気付いてしまうと夜道や家に帰るのが怖くなってしまいますよね。そこで今回は、知らない人からストーカーされた時に取るべき対策を紹介したいと思います。決して一人で解決しようとせずに、必要な機関との連携や友人の協力が必要不可欠です。

つきまといや嫌がらせ...知らない人がストーカーになる典型例とは?

まず、知らない人からのストーカーへの対策を紹介するに当たって、つきまといや嫌がらせなど、知らない人が行うストーカーの典型例を解説します。知人や元彼といった知り合いがストーカーになるパターンと違い、あなたに好意や恨みを持つストーカー以外にも単なる愉快犯でストーカー行為を行うことがあります。

知らない人からのストーカー被害は大きく分けて次の二つです。一つはあなたに恋愛感情を持って付きまといを行うパターンです。この場合はあなたとの何らかの接触を求めてストーカー行為に及ぶ傾向があります。まずは、このタイプのストーカーの典型例を紹介します。

知らない人があなたに恋愛感情を持って付きまとうこともあります

恋愛感情を持って付きまとうストーカーというと、何らかの形であなたに面識を持つ知人が行うという先入観があるかもしれません。ですが、駅ですれ違ったり、たまたま飲食店で一緒になったりという些細なきっかけから知らない人があなたに興味を持ち、付きまといを行うというケースがあります。

このケースでは最初、あなたは付きまといされている事に気づきません。ストーカーする方も気付かれないように後を付ける、さり気なくあなたとすれ違うようにするといった程度の接触しか行ってきませんので付きまとわれている方も気づきにくいのです。

しかし、付きまといを続けることであなたの自宅や職場まで知られてしまうようになるとストーカー行為がエスカレートする可能性があります。自宅にプレゼントが届く、職場に不審な電話がかかってくるなどするとあなたもストーカー被害に遭っていることに気づきます。

愉快犯はあなたの嫌がる姿を見るのが目的です

あなたに対して恋愛感情や恨みがある訳でもないのに付きまといを行うのは愉快犯タイプのストーカーといえます。このタイプは付きまといに気づいたあなたが後ろを振り返る姿や、ポストに見知らぬ手紙が届いているのを見て嫌がっている姿を見ることを目的にしています。

愉快犯タイプはあなたに特別の執着がある訳ではないので、恋愛感情を持つタイプのように接触を試みてくる可能性は低いです。といっても、あなたが嫌がる姿を見るために過激な付きまといを行うようにエスカレートしてくることも充分に考えられるので早い段階で対策することが重要です。

夜道で後ろを付けてくる、自宅に手紙を届けるなど、恋愛感情を持つタイプと行動に共通する点も多いのですがストーカー行為を行う目的が違うだけに、取るべき対策も異なってきます。

恋愛感情を持つタイプには「ストーカー規制法」が有効!

ストーカー対策にも様々な方法がありますが、恋愛感情を持って付きまといを行ってくるストーカーには「ストーカー規制法」が最も有効な対策となります。ストーカー規制法には「根底に恋愛感情や好意があって」「付きまとい行為が複数回繰り返されること」という定義があり、これに抵触していれば警察も動いてくれます。

ただし、警察としてもストーカーの事実が確認できるまでは地域のパトロールを増やすといった対応にせざるを得ないためにいざという時には自分の身を自分で守る必要があるからです。警察へ相談している事に気付いたストーカーが逆上してあなたに迫ったり、無理やり抱きつこうとしてくる可能性もあります。

そういった時に役立つのがストーカー対策に有効とされる防犯グッズです。防犯ブザーや催涙ガスなど、ストーカー撃退を期待できるグッズも数多く市販されているため、ストーカーの存在の気づいた際にはこういったグッズを購入しておきましょう。

ストーカーを変に刺激することを恐れて警察への相談や防犯グッズの購入をためらってしまう方もいらっしゃいますが、ストーカーを放置して行動がエスカレートする方がよほど恐ろしいことです。ストーカーの被害に気付きつつも最初の一歩を踏み出せない方は勇気を持って行動してくださいね。

愉快犯タイプの方が実は厄介な存在です

恋愛感情を持つタイプのストーカーには「ストーカー規制法」で摘発することが可能ですが、愉快犯タイプには恋愛感情がないので厳密にはストーカーと呼ぶことができません。愉快犯タイプの付きまといや嫌がらせには軽犯罪法や都道府県の迷惑防止条例を根拠に対策を行っていきます。

警察としても動きにくい愉快犯タイプの付きまといは厄介な存在といえます。都道府県によっては恋愛感情に基づかない付きまといもストーカーとして規制の対象にしている所もありますが、法律で強く取り締まれない場合にはどうすれば良いのでしょうか?

こういった場合には、既に紹介した防犯グッズを有効活用するだけでなく、夜道は一人で歩かない、家に一人で居ないようにするといった地道な対策を行っていく必要があります。粘り強く対策をしているうちに付きまといを諦めてくれる可能性もありますし、その間に警察や弁護士への相談を進めればいずれ検挙に動いてくれることが期待できます。

付きまといの被害に遭いやすいのは大人しく、優しそうに見える女性

ここまでストーカー、付きまといのタイプとして恋愛感情を持つタイプと愉快犯タイプを紹介しました。最後に、そもそもストーカーや付きまといの被害に遭わないための対策として、どんな女性が付きまといの被害に遭いやすいのかを解説します。

付きまといも痴漢と同様、自分に対して反抗して来なさそうなタイプの女性を集中して狙う傾向があります。具体的には大人しく、優しそうに見える女性は付きまといに狙われやすいです。恋愛感情を持つストーカーとしては最終的には「自分を受け入れてもらう」ことが目的なのですから、優しそうなタイプは特に狙われやすいです。

また、付きまといや嫌がらせというのは自分より弱そうで、大人しそうな女性を狙います。こちらも加害者の立場で考えるとよく分かりますよね。加害者としても、嫌がらせを仕掛けている際に逆に反撃してきそうな女性をわざわざ狙う必要はないからです。

そのため、外出中は少し緊張感を持っておくことや、ストーカーに狙われにくそうな服装を心がけてみても良いかもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は、知らない人からのストーカーに遭った時に取りたい対策を解説しました。一口にストーカーといっても恋愛感情のあるタイプと愉快犯タイプがあり、タイプ別に取るべき対策も変わってきます。恋愛感情があるタイプは「ストーカー規制法」での対策が有効です。

また、「ストーカー規制法」の対象外である愉快犯タイプの付きまといにも軽犯罪法や都道府県の条例での対策が有効ですのでまずは警察や弁護士に相談しましょう。ストーカーや付きまといは決して放置せずに、勇気を持って対処に乗り出してくださいね。

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