関係が上手くいかなくなって別れた元彼が未だに嫌がらせしてくる...こういった被害にお悩みの方は意外と多くいらっしゃるようです。きちんと別れたはずなのにどうしてこうなってしまったのだろう、と自分を責めてはいませんか?
今回は、元彼があなたに嫌がらせをする心理を紹介するとともに、対策や対処法もお教えします。面と向かって話し合えば分かってくれるケースもあれば、警察を通して対処すべきケースもあるなど慎重な対応が必要な場合もあります。
元彼があなたに嫌がらせをする心理のパターンとは?
一口に元彼からの嫌がらせと言っても、全てが同じ動機から行われているとは限りません。別れ話をする際に元彼から恨みを持たれてしまっているパターンもあれば、まだ元彼があなたに未練を持っているパターンもあります。
こういった元彼の心理を正確に把握することによって始めて正しい対策や対処法が取れることもあるので、元彼の行動からその心理を分析することが必要です。恨みを持っている場合の行動や未練がある場合の行動にはパターンがあるので、元彼と直接接触せずともその心理を知ることは可能です。
恨みを持っている元彼はあなたを傷付けようとしてきます
あなたから一方的に別れを告げた場合や、元彼との関係が悪化した原因があなたにもあるような場合には一度は愛し合った相手であっても恨みを持たれている可能性があります。そのような場合には、元彼はどういった嫌がらせであなたを傷付けようとしてくるのでしょうか?
あなたに恨みを持っている元彼の典型的な嫌がらせの一つに、あなたの悪口や人に知られたくない秘密を言いふらす、というものがあります。もし、元カレがあなたとの復縁を心のどこかで求めているのであれば、あなたの評判を落とすようなことをするはずがありませんよね?
元彼と別れてから、なぜか友達や上司があなたの秘密を知るようになったという場合は犯人が元彼という可能性が高いです。友達や上司が、元彼と何らかの形で面識を持っているようなケースではその疑いが更に強まります。元彼とあなたの写真を、会社の前やあなたの目に付くところに貼り付けていくようになると嫌がらせもエスカレートしていると見て良いでしょう。
他には、新しく出来た彼氏にあなたの嫌なところや性生活などのプライバシーに関わる情報を伝える、という嫌がらせをするパターンがあります。あなたと彼氏との間に信頼関係があれば彼が対処してくれる可能性もありますが、新しく出来て間もない彼氏ですとあなたとの関係を諦めようとするかもしれません。
このように、今あなたにとって大切なものを奪おうとする行為は、元彼があなたを傷付けるのが目的なのです。あなたとの関係に未練があって、今の彼氏と別れさせようとする行為のようにも見えますが、あなたの評判を落とすという意味ではむしろ恨みを持っている行為と解釈するのが自然でしょう。
未練を持っている元彼はあなたとの接近を試みてきます
次に、元彼がまだあなたとの別れを受け入れられず、復縁したいという未練を持っている場合に行う嫌がらせについて考えてみましょう。このような場合、元彼が考えているのは何よりあなたに接近し、自分の存在に気づいてもらいたいということです。
このような元彼が取る典型的な嫌がらせの一つに、無言電話があります。他に心当たりがないのに、日中から何度も何度も無言電話がかかってくるようなケースでは、犯人が元彼という可能性が高いです。無言電話という一見無意味な行動でも、「あなたが自分がかけた電話を取ってくれている」という事実が何よりもうれしいのです。
もし、無言電話に出なかったり、電話番号を着信拒否したりすればどうなるでしょうか?可能性の一つとして、それ以上の接触を諦めるかもしれません。しかし、電話が繋がらないなら手紙を送ろうと考えるとすればどうでしょうか?
今までは無言電話で済んでいたのが、手紙や物が届くようになり、最終的にあなたの住居を訪問するようになる「付きまとい」に発展するケースがあります。「付きまとい」にはストーカー規制法によって対処が可能ですが、実際はどこからがストーカーなのかという線引きが難しく警察が対処できないことも多いです。
そのため、あなたに未練を持っている元彼の行動がこれ以上エスカレートしないためにはきちんとした対策や対処法を取る必要があります。
あなたに未練を持っている元彼には弁護士を介して接触しましょう
あなたとの関係に未練を持っている元彼が、復縁を求めて繰り返す嫌がらせにいつまでも我慢してはいけません。無言電話ぐらいなら我慢できる...と思っていてもやはりストレスになってしまいますし、無言電話では満足できなくなった元彼があなたとの直接的な接触を試みる可能性があるからです。
現状では、ストーカー規制法に抵触しない範囲での嫌がらせには弁護士を介した民事訴訟の警告や、直接の話し合いによってこれ以上の嫌がらせをしないよう説得するのが有効な対処法となっています。元彼も刑事事件に発展するような事態までは望んでいませんので、弁護士を間に挟むことで理性的な話し合いも可能です。
嫌がらせによって受けている精神的な苦痛に対する慰謝料を請求する民事訴訟を起こすと言えば、多くのケースであなたとの復縁を諦めてくれるという報告もあります。一方、話し合いがこじれる事で暴力トラブルに発展するケースもあるので、弁護士の他に信頼できる友人に付き添ってもらうなどすると安心でしょう。
あなたに恨みを持っている元彼への対処には警察への相談が近道!
では、別れ話を切り出したあなたに元彼が恨みを持って起こす嫌がらせにはどういった対処法があるのでしょうか?このような場合、あなたの悪い評判を周囲に漏らしたり、あなたが現在付き合っている彼氏にあなたの知られたくないことを教えるのが典型的な嫌がらせでした。
このように、あなたの評判を落とそうとする行為や、あなたを脅迫するのが目的の「付きまとい」のような行為にはストーカー規制法によって対処できる可能性があります。ストーカー規制法に抵触するということは、警察に動いてもらうことも可能ということなので対処もしやすいです。
まずは、あなたが受けている具体的な嫌がらせについて、被った具体的な被害や心理的な苦痛、もしかしたら傷害を加えられるかもしれないという恐怖を警察に伝えましょう。元彼が行っている嫌がらせがストーカー規制法に違反している場合は、警察としても動かないわけにはいかなくなります。
一度は付き合った元彼が警察に捕まってしまうのは何だかかわいそう...ということで警察への相談をためらってしまう女性の方も多いです。しかし、自分の身を守るという意味でもそういった情は捨てて毅然とした態度で対処することが、嫌がらせトラブルから解放される近道といえます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は、元彼からの嫌がらせへの対処法や対策について紹介しました。元彼があなたに抱いている感情というのはいくつかのタイプがあり、中でも「あなたに恨みを持っている」、「あなたに未練がある」というケースが多いです。
元彼があなたに対して持っている感情によって行われる嫌がらせにもパターンがあり、あなたが日常的にどのような嫌がらせを受けているかによって元彼の心情を推測することができます。後は元彼から受けている嫌がらせに合わせて弁護士や警察など、あなたの手助けをしてくれる機関と相談して1日も早く不安な日々からの解放を目指してくださいね。