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ストーカー対策

ストーカーの4つの種類とストーカーになりやすい男の6つの特徴

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あなたはストーカーの行動心理や、ストーカーになりやすい人に共通する特徴をご存知ですか?

実際に被害にあっていない人はもちろん、現在被害にあっているという人でも、ストーカーの心理や共通点について知っているという人は少ないのではないでしょうか。

 

彼らについて知っておくことは、ストーカーにあわないためにも、また既に被害にあっている人が対処するためにも役に立ちます。

今回は、ストーカーについて知りたいという人のために、ストーカーの行動心理やストーカーになりやすい人の特徴、対処方法について説明していきます。

犯罪心理学から見たストーカー男の4つの種類とは?

ストーカー犯がストーカー行為をする動機や目的はなんだと思いますか?

動機は相手の女性が好きだからで、目的は相手と恋人関係になることと答える人が多いかもしれません。

もちろんそれも正解ですが、ストーカーの目的や行動心理は、それだけではなく様々です。

 

犯罪心理学では、ストーカーのタイプをおもに「親密追求型」「無能力型」「拒絶型」「憎悪型」の4つに分類しています。

まずは、この4つの行動心理の種類について詳しく説明していきましょう。

ストーカーの種類①相手に自分への愛情を求める「親密追求型」

親密追求型は、相手の女性のことが好きで、相思相愛になりたくてストーカー行為におよぶタイプを指します。

一般的に顔見知り程度かそれ以下の関係の女性に惚れるパターンが多いです。

このタイプは妄想癖が強く、この女性は自分の運命の人に違いないなどと強く信じるという特徴があります。

 

さらに厄介なことに、相手も自分のことを好きでいるに違いないと妄信してしまうのです。

相手の女性にアプローチしても、自分の中では両想いのはずなのに拒否されてしまうので、そのことに怒りを感じます。

 

怒りを感じたストーカーは何をしてくるか分からないので、こうしたストーカーにつきまとわれている人は早急に対策が必要です。

また、相手の女性に母親のような無償の愛を求めてくる点も、親密追求型の特徴となります。

ストーカーの種類②相手に自分の欲望を押し付ける「無資格型」

無資格型は親密追求型と同様、相手と相思相愛になることを求めてストーカー行為におよぶタイプです。

親密追求型と違って、相手も自分のことを好きでいるとは思わず、片想いであることは自覚しています。

 

では親密追求型と比べて無害なのかというと、決してそんなことはありません。

なぜなら、彼らは自分の欲望をぶつけるためだけにストーカー行為におよび、相手に対する配慮や罪悪感などは一切ないからです。

 

片想いだと自覚しつつも、いつかは自分に振り向いてくれると期待しており、相手は自分の要求に応えるべきだと考えています。

無資格型には、精神疾患や知的障害、サイコパスなど、何らかの人格障害を抱えているケースが多いです。

ストーカーの種類③相手に復縁や交際を求める「拒絶型」

拒絶型は、元交際相手や元配偶者などがストーカーに転じるパターンに多いタイプです。

元々は復縁したいという思いで相手の女性に近づきますが、断られたのをきっかけにストーカー化します。

 

彼らの心理的な動機は、執着心と怒りという2つの感情にあり、復縁したいという執着心が、復縁を断られた怒りでますます強くなってしまいます。

さらに何度も拒絶されると、怒りの感情が強くなり、ついには相手に復讐したいと考えるようになり、危険な事件に発展する可能性も高くなるのです。

 

元恋人でなくても、交際を断られたことから拒絶型のストーカーに転じるタイプもいるので、注意しましょう。

ストーカーの種類④相手をストレスのはけ口にする「憎悪型」

ここまで紹介してきたタイプは、いずれも相手の女性に対する好意からストーカー行為におよぶものでしたが、憎悪型だけは違います。

憎悪型は相手に恐怖や混乱を与えたり、いやがらせしたりすることを目的にストーカー行為をするタイプです。

 

対象となるのは、見ず知らずの相手であることが多く、ささいな出来事で標的にしたり、ランダムで選んだりすることもあります。

例えば、道で肩がぶつかったり、路上で偶然目に留まったりしたなどの理由です。

 

憎悪型のストーカーは被害者意識が非常に強く、自分がうまくいかないストレスを見ず知らずの女性に嫌がらせすることで発散しようとします。

罪悪感などはなく、自分は被害者なのだから相手に何をしてもいいという非常に身勝手な理論で行動するのが特徴です。

ストーカーになりやすい男に共通する6つの特徴とは?

あなたは、ストーカーの4つの行動心理を読んでどう感じましたか?

一般的な心理や思考とは大きくかけ離れていて、あまり現実味を感じなかったという人も多いかもしれません。

 

しかしここまで説明してきたようなストーカーたちは、今これを読んでいるあなたと同じ世界に住んでいます。

もしかしたら、あなたの周りにも先ほど挙げたようなストーカーやストーカー予備軍がいるかもしれません。

 

ストーカーの標的にならないためには、ストーカーの兆候がある人と距離を置くのが効果的です。

また、すでにストーカーにあっていると感じている人にとっては、相手が本当にストーカーなのか、知っておいたほうがいいかもしれません。

 

ここではそうした人たちのために、ストーカーになりやすい男に共通する6つの特徴を説明していきましょう。

ストーカーになりやすい男の特徴①恋愛経験が少ない

恋愛経験が少ないタイプの人間がストーカーに転じるパターンは、おもに2つあります。

1つは、相手の女性が友人以下の関係性だったパターンで、もう1つは恋人だったパターンです。

 

相手の女性が友人以下だった場合、恋愛経験が少ないタイプの男性は、相手にどう接していいか分からないという人も多いものです。

そのため積極的なアプローチができずに、あとをつけるなどしてしまったり、逆にアプローチが過剰になりすぎてストーカー行為に発展したりします。

 

相手の女性が恋人だった場合、別れを告げられた時に、もう彼女ができないのではないかという焦りが強くなります。

この焦りから相手に強く執着するようになり、ストーカー行為をしてしまうというケースも多いです。

ストーカーになりやすい男の特徴②自己愛が強すぎる

自己愛が強いタイプは、他の何よりも自分の感情を優先するため、相手を思いやる気持ちに欠けています。

それどころか、自分の利益のためなら他人が犠牲になることもいとわないというタイプも多いです。

 

これは誰かを好きになり、自分の思い通りに事が運ばないと、平気で相手のいやがる行為をできるということでもあります。

こうした思考は、ストーカーの典型とも言えるので注意が必要です。

 

自己愛が強いタイプには、自分以外の誰かが人から褒められるのをおもしろく思わないという特徴があります。

自分のいる所で褒められた人の悪口をすぐにその場で言うような人は、自己愛が強いタイプである可能性が非常に高いので気をつけましょう。

ストーカーになりやすい男の特徴③強い独占欲を持っている

独占欲の強いタイプと付き合っているという女性は、注意が必要です。

独占欲が強い男は、交際している女性が自分の言う通りに行動しないと気が済みません。

嫉妬深いことも特徴で、相手の女性を束縛したり、監視したりします。

 

女性から別れを告げられても、その行為自体が自分の思いに反する行為なので、相手に怒りや復讐心を向けることもあるようです。

そのため別れた後、この復讐心からストーカー化することが多く、相手の女性を攻撃するような行為をとる可能性もあります。

 

まさに先ほど説明した、拒絶型のストーカーになりやすい存在と言えるのです。

電話やメールの回数が異常に多かったり、今何をしているのかを逐一聞いてきたりする男は、独占欲が強い可能性が高いので注意しましょう。

ストーカーになりやすい男の特徴④強い妄想癖がある

現実と妄想の区別がつかないくらい妄想癖が強い男には、注意が必要です。

妄想癖があるストーカーは、すでに自分と相手の女性は恋人同士であると、頭の中で妄想しているケースも少なくありません。

 

さらに妄想と現実の区別がつかないと、現実でも相手と自分が両想いだと思いこんでいるケースすらあります。

現実では、当然そのような関係にないため、相手の女性からは拒絶されるでしょう。

 

しかし妄想癖のあるストーカーは拒絶される理由が分からず、自分を受け入れない相手にさらに執着します。

この執着心から、ストーカー行為はさらにエスカレートしていってしまうのです。

妄想癖があるストーカーは、先ほど説明した親密追求型に近いタイプと言えるでしょう。

ストーカーになりやすい男の特徴⑤恋愛に熱中すると周りが見えなくなる

一つのことに熱中するのは悪いことではありませんが、熱中すると周りが見えなくなるタイプには注意が必要です。

こと恋愛においては、相手のことを好きになりすぎると、他のことを考えられなくなるタイプは特に危険だと言えます。

 

この手のタイプがストーカー化すると、自分のしていることがストーカー行為であると客観的に気づけなくなってしまうのです。

そのため好きになった相手に対し、悪意なくストーカー行為を繰り返してしまいます。

 

さらに相手に無視されたり、相手に拒絶されたりすると余計に相手のことばかり考えてしまう傾向にあるのです。

相手を好きな気持ちを一方的に押し付けてくる彼らは、無資格型に近いタイプだと言えるでしょう。

ストーカーになりやすい男の特徴⑥自己中心的で自分に都合の良い解釈をする

自己中心的な人物は、自分がした行為によって悪い結果が起こっても、それを自分のせいだと客観的に判断できないケースが少なくありません。

この手のタイプの男がストーカー行為におよんでも、その原因を自分に求めず、相手の女性のせいだと思いこんでいるケースもままあります。

 

そのため自分がしているストーカー行為も、罪悪感を持たずにできてしまうのです。

このように、物事を自分の都合のいいように解釈してしまう人は危険だと言えます。

 

なぜなら相手から拒否されても、「本当は自分のことを好きなのに照れているだけだ」などと解釈してしまうからです。

自己中心的な人たち全員がストーカーになるわけではありませんが、あまりにその程度がひどいような男には気をつけたほうがいいでしょう。

身近にストーカーの特徴にあてはまる人がいた場合の対処方法は?

ここまでストーカーになりやすい人に共通して見られる特徴を説明してきましたが、あなたの周りは大丈夫でしたか?

もし身近にストーカーになりそうな人がいた場合、その人からは距離を置くべきだと説明しましたが、具体的にどうすればいいか分からないという人も多いでしょう。

 

急にこれまでの関係を断ってしまえば、相手の怒りを買い、かえってストーカー化してしまう危険性もあるので、下手なことはできません。

最後に、友人や知人にストーカーの特徴に当てはまる人がいた場合、交際相手がストーカーの特徴に当てはまっていた場合のそれぞれの対処方法を説明します。

ストーカーになりそうな知人・友人に優しくしすぎてはいけない

ストーカーに狙われやすい女性には、誰にでも分け隔てなく優しいという特徴のある人が少なくありません。

誰にでも優しいのはもちろん良いことなのですが、ストーカー気質のある男に対しても優しくしてしまうのは危険かもしれません。

 

恋愛経験が少ないタイプや妄想癖が強い男は、自分に優しくしてくれる女性に対し、自分のことが好きなのだと錯覚することが少なくないからです。

その結果ストーカーされるリスクもあるので、相手に警戒されないレベルで、少しずつ距離を置いていくのが賢明だと言えるでしょう。

 

八方美人や思わせぶりな言動をする女性も、相手を勘違いさせてしまうため注意が必要です。

ストーカーになりそうな交際相手の言うことを何でも聞いていてはいけない

束縛するような行為を受け入れるなど、交際相手の要求に応えすぎてしまう女性も、別れた後に男にストーカーされる危険性が高くなります。

相手の要求に何でも応じていると、男の相手に対する独占欲はますます強くなっていき、別れた後も相手に執着するようになってしまうからです。

 

自己愛の強い交際相手の言うことすべてを認めたり、受け入れたりするのも危険です。

彼らは他人を見下し、自分にこそ価値があるというような発言をする傾向にありますが、あなたがそれを認めることで、自分の価値を再認識します。

 

この場合、別れた後でも、相手は自分の価値を分かっているはずだと執着する可能性が高いものです。

彼氏を甘やかせすぎず、何でも受け入れようとはしないという心構えも重要だと言えるでしょう。

まとめ

ストーカーの被害にあわないためには、ストーカーの行動心理やストーカーになりやすい人の特徴、対処方法などの知識があるとベターです。

ストーカーの行動心理は、犯罪心理学で、おもに以下の4種類に大別されています。

  • 「親密追求型」
  • 「無資格型」
  • 「拒絶型」
  • 「憎悪型」

 

ストーカーになりやすい人に共通する特徴には、おもに以下の6種類が挙げられます。

  • 恋愛経験が少ない
  • 自己愛が強い
  • 独占欲が強い
  • 妄想癖がある
  • まわりが見えない
  • 自己中心的である

 

もしあなたの身近にこれらの特徴に当てはまる人がいた場合、優しくしすぎず、少しずつ距離を取るのが得策です。

また恋人にストーカーの兆候があった場合も、何でもかんでも彼の言いなりになるのはおすすめできません。

 

別れた後に彼がストーカーに変貌しないよう、あなたへの執着心を強めるような行為を避けるのがストーカー被害にあわない一番の方法なのです。

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