ストーカーはターゲットの自宅に忍び込み、盗聴器を仕掛けていくこともあります。
それ以外にも、もしストーカーが知り合いだった場合には、ストーカーからもらったプレゼントに盗聴器が仕掛けられていたという事例もあります。
ストーカーの中には、ただ単にターゲットの私生活を盗聴して楽しむだけのタイプもいます。
それだけでも気持ちが悪いものですが、中には室内での会話や電話の内容からターゲットの行動を把握し、付きまといなどの迷惑行為に利用するタイプのストーカーも存在します。
このように室内の音声や物音はストーカーに多くの情報を与えてしまうので、一度盗聴器が自宅に仕掛けられていないか調べてみることをお勧めします。
ここでは、盗聴器を発見するためのグッズを3種類紹介していきます。
無線の盗聴器と盗撮器のほかに、カメラのレンズも発見するARK-CC308+
このARK-CC308+は無線型の盗聴器や盗撮器に利用されている1MHzから6.5GHzまでの電波を感知し、アラームや振動で使用者に知らせる装置です。
また、無線による盗聴器や盗撮器の発見するための装置ですが、盗撮器に限っては赤外線LEDを投光し、反射により有線盗撮用カメラのレンズも発見することも可能です。
製品のサイズは94mm x47mmx18mm、重さは約50gとコンパクトな商品になっているので、室内を隅々まで調査しやすくなっています。
電源は充電可能なリチウムイオンバッテリーを使用しているので、電池交換の手間がかかりません。
中国製の商品ですが、日本語の取扱説明書が付いているので、使い方もきちんと理解して使用することが可能です。
無線式盗聴器・盗撮器・光学式ピンホールカメラの発見にはバイブレーション機能がお勧め
この商品は、無線式の盗聴器や盗撮器が発する電波を捉え、これらを発見するストーカー対策グッズです。
盗聴器や盗撮器、光学式レンズを発見した際はアラームかバイブレーションでお知らせする機能がありますが、バイブレーション機能を利用することをお勧めします。
その理由は、盗聴器が仕掛けられていた場合に、アラーム機能で発見を知らせる設定にしておくと、その音が盗聴器を通してストーカーに聞こえる恐れがあるからです。
そのアラーム音により盗聴器などの発見をストーカーに知られてしまった場合、またストーカーが屋内に侵入して盗聴器を仕掛けなおしたり、逆上してストーキングの手口がエスカレートすることも考えらます。
このARK-CC308+で無線型盗聴器などの電波を受信できても、本体を発見できないケースも考えられます。
他の電子機器の電波を拾ってしまった可能性もありますが、どうしても心配な場合はプロに相談することをお勧めします。
ラジオやテレビなどの微弱な他の電波を拾う可能性もあるので注意が必要
ARK-CC308+は無線式盗聴器を含めた「電波の探知機」なので、感度を上げすぎるとテレビやラジオといった微弱な電波まで受信してしまう可能性があります。
そうなるとアラームが鳴りっぱなしになり、どこに盗聴器が隠されているか分からなくなってしまうことも考えられます。
ARK-CC308+の正しい使い方は感度を低めに設定し、普段使われることの少ない周波数の電波を探知して盗聴器などを発見する方法です。
あくまで電波を感知した場合には、「盗聴器などが設置されているかもしれない」といった認識で、確実な発見のための下調べの機器としてのご利用をお勧めします。
この商品を購入した方からは、説明書が分かりやすく機械自体も使いやすかった、以前からストーキングされているような気がしていたのでARK-CC308+で調べてみたら盗聴器が見つかったといった口コミが寄せられています。
スタンダード盗聴電波発見機能付レシーバーVRー150はハンディ受信機の超名機
このVRー150は従来のアナログ式盗聴器を発見するのに十分な性能を持っており、プロも愛用している盗聴発見器の一つです。
受信範囲は0.1MHzから1299.995MHzまでをフルカバーしています。しかし、あらかじめ短波放送やAM、FMラジオ、テレビ音声などの周波数をプリセットされているので、即座にこれらのチャンネルを受信することができます。
電波を拾うとアラームではなく、その音声が再生されるので、このような一般的に飛び交っている電波を盗聴器の電波と誤って認識してしまうことがありません。
単三乾電池2本で20時間使用できるほかに、外部電源の端子もあるので、一般家庭のコンセントを電源として利用することも可能です。
サイズは突起物を含まない大きさが59mm(W)×85mm(H)×26mm(D)、重量はアンテナ、単三乾電池2本を含めて約195gとなっており、本格的なスペックなのにコンパクトになっています。
従来のアナログ式盗聴器を発見するのには十分なスペック
VRー150の受信範囲は0.1MHzから1299.995MHzまでをフルカバーできるようになっています。
あらかじめ短波放送やAM、FMラジオ、テレビ音声などの周波数がプリセットされていること以外にも、盗聴器発見専用モード機能が付いていることが大きな特徴です。
この盗聴器発見専用モードをオンにすると、過去にアナログ式無線盗聴器で使用されていた周波数の電波を自動的に探索するため、盗聴器の発見がより簡単になります。
盗聴器発見モードで盗聴器を探索すると、過去に盗聴器に利用されていた周波数を重点的に探していくので、発見が容易です。
プロも愛用する商品ですが、操作自体は簡単なため、一般の人でも使用可能です。
アナログ式盗聴発見器としては強力な武器となるが、デジタル式には全く反応しないので注意!
アナログ式無線盗聴器の発見機能については問題はありませんが、デジタル式の盗聴器には全く反応しません。
なので、このVRー150で室内の盗聴器を探索して何も反応がなかったからといって完全に安心することは危険です。
ストーカーが仕掛けた盗聴器がデジタル式であり、VR-150では発見できなかった可能性があるからです。
また、盗聴器の電波を発見した際には盗聴器が拾っている音が聞こえてくるようになり、さらに盗聴器に近づくとハウリングを起こす機能になっているので、ストーカーに盗聴器を発見したことを気付かれてしまう可能性があることにも注意が必要です。
この商品を購入した方からは、基本的には受信機なので盗聴器の発見以外にも消防や警察の無線が聞ける、ハイスペックなのに小型で頑丈な作りで満足しているといった口コミが寄せられています。
デジタル式盗聴器の発見も可能なトーン周波数カウンターm760
このトーン周波数カウンターm760はアナログ式だけではなく、デジタル式の盗聴器や盗撮器も発見できる盗聴器と盗撮器発見グッズです。
周波数探知範囲は1MHzから2400MHzと大変広範囲にわたります。さらに51種類のトーン(CTCSS)と任意のデジタルトーン(DCS)も測定可能になっています。
アンテナを除いた本体の大きさは100mm×60mm×21mmとなっており、単四電池3個で稼働します。
受信周波数のホールドも可能であり、またアンテナの交換もできるので、SMJAアンテナに交換して使用することもできます。
また、CDやMDの入力端子に直接接続することができる端子が付属しているので、このような音声を聞くための機器に接続して利用することも可能です。
アナログ式だけではなく、デジタル式の盗聴器の発見も可能
この商品の大きな特徴は、アナログ式とデジタル式の双方の電波を探知できるので、どちらの方式を使った盗聴器や盗撮器をストーカーが室内に仕掛けていても発見できることが大きな特徴です。
また、周波数探知範囲も広いので、盗聴器や盗撮器だけではなく、トランシーバーなどの周波数も特定可能で、発信元の周波数をデジタル表示することができます。
51種類のトーン(CTCSS)と任意のデジタルトーン(DCS)の測定と表示が可能なので、トーン信号の解析も可能です。
日本語版の取扱説明書が付属しているので、使い方も簡単に分かります。稼働には単四乾電池3個を利用し、サイズも大変コンパクトなので、持ち歩いて利用するのに大変便利です。
周波数探知機はこの機器だけで音声を聞くことはできないので注意!
トーン周波数カウンターm760は周波数カウンターなので、この製品だけでは音声まで再生ことはできません。
あくまで利用されている電波の周波数を数値で示すための物なので、その周波数で聞こえる音を実際に聞くためには、音声を聞くための機器のCDやMD入力端子に接続する必要があります。
周波数を感知するためだけであればこの装置のみでも構いません。しかし、その周波数が盗聴器の物であるかどうかを確かめるためには、音声を確認するための機器を別に準備する必要があります。
この商品を購入した方からは、アナログ式だけではなくデジタル式の盗聴器も発見できるので便利である、音を聞くための機器を別に持ち歩かなければならないので携帯して使用するのは不便を感じるといった口コミが寄せられています。
まとめ
ここまで、盗聴器発見を3種類紹介してきました。盗聴器にもデジタル式とアナログ式があり、それぞれの盗聴器を発見するためにはそれに対応した盗聴発見器が必要であることがお判りいただけたと思います。
ここで紹介した商品は無線式盗聴器の電波を探知して盗聴器を発見するための商品なので有線式盗聴器を仕掛けられている場合には効果を発揮することはできません。
これら無線式の盗聴器の電波を探す機器の中には、盗撮器の電波をキャッチし発見することができる製品もあるので、各商品の性能をよく把握してフルに活用できるようにしましょう。
ここで紹介した商品の中にはプロが愛用している商品もあります。しかし使用するのは素人であるストーカー被害にあっている人です。
自分で盗聴器を発見する自信がない人は、プロに調査を依頼することも念頭に置いておくことをお勧めします。