あなたは、自分が出したゴミ袋が何故か破られていたという経験をしたことはありませんか?
そのゴミ袋はストーカーや変質者に破られて、袋の中身を漁られた可能性があります。
もし破られていた袋の中に捨てた下着などを入れていたのなら、犯人に持ち帰られている可能性が高いと言えるでしょう。
そう考えると、ゴミや下着などはどう捨てればいいのかと不安に感じる方も多いはずです。
今回はそんな方のために、ストーカーや変質者にゴミ漁りをされて、捨てた下着などを盗まれないための対策について紹介していきます。
女性の出したゴミがストーカーや変質者に漁られる理由とは?
「人の出したゴミを漁る人がいるなんて信じられない」と思う方もいるかもしれませんが、誰かの出したゴミ袋が漁られるというケースは少なくありません。
特にストーカー犯などは、自分がストーカーしている女性のゴミを漁る可能性は高いと言えます。
なぜなら対象女性の出したゴミは、ストーカー犯にとって宝の山とも言えるからです。
ではストーカー犯は何を目的に、自分のターゲットである女性のゴミを漁るのでしょうか?
ここではストーカー犯が、ストーカー対象の女性のゴミを漁る2つの目的について説明していきます。
女性の出したゴミが漁られる理由①個人情報の入手
ストーカー犯が対象女性のゴミを漁る一つ目の理由は、相手の個人情報を入手するためです。
ストーカー犯は、対象女性のプライベートや個人情報などを知りたがる傾向にあります。
ゴミの中には、そのゴミを捨てた人の個人情報がたくさん詰まっているのです。
例えばクレジットカードや公共料金の明細書、郵便物に貼られた宛先の記載されたシールなどにはたくさんの個人情報が記載されています。
そこからゴミを捨てた人の住所や氏名、電話番号などが知られてしまう危険が高いのです。
ゴミを漁られないことが一番ですが、ゴミを漁られても大丈夫なように個人情報の書かれた文書などはシュレッダーで裁断してから捨てるようにしましょう。
女性の出したゴミが漁られる理由②下着や衣類などの入手
ストーカー犯が対象女性のゴミを漁るもう一つの理由は、相手の捨てた使用済みの下着や衣類などを入手するためです。
世の中には、女性の使用済みの下着や衣類を欲しがるような男もたくさんいます。
それがストーカー犯で、自分がストーカーしている女性の下着ならなおさらでしょう。
下着を入手するためには下着泥棒という手段もありますが、ゴミを漁って捨てられた下着を手にするほうが捕まるリスクも難易度も低いと言えます。
捨てられたゴミ袋を漁るのは、ベランダなどに干されている下着を盗むより、侵入する手間がないぶん簡単だからです。
またストーカー以外にも、女性のゴミを漁って下着や衣類を持って帰ろうとする変質者もいます。
ストーカーだけでなく、こうした変質者たちにも注意しなければなりません。
ストーカーや変質者にゴミ漁りをされないためのゴミの捨て方とは?
女性の皆さんは自分の出したゴミが、ストーカーや変質者に漁られる可能性があるということが、ここまでの説明で分かったはずです。
特に使わなくなった下着や衣類などを捨てる時は、より注意が必要だと言えます。
ゴミが漁られることを防ぐためには、ゴミの捨て方を工夫しなければなりません。
では、ストーカーや変質者にゴミを漁られないためには、具体的にどうすればいいのでしょうか?
ここでは、ストーカーや変質者にゴミを漁られないためのゴミの捨て方について説明していきます。
下着や衣類はゴミ袋の外から見えないようにして捨てる
あなたは下着や衣類を捨てる時、他のゴミとは別のゴミ袋に入れて捨てていませんか?
あるいは、外から下着や衣類が入っていることが分かるような状態でゴミを出していませんか?
外から見て下着や衣類が入っていることが分かる状態になっているのなら、それは盗んでくれと言っているのと同じです。
ストーカー犯や変質者は迷いなくゴミ袋を持ち帰るか、ゴミ袋から下着や衣類を出して持って帰る確率が高くなります。
下着や衣類を捨てる時は、黒いビニール袋などに包んでからゴミ袋に入れるようにしましょう。
それだけで一見して下着や衣類が捨てられているとは分からなくなりますから、ゴミを漁られる確率も低くなるはずです。
ゴミ収集車が来る直前の時間に、ゴミステーションにゴミを出すようにする
ストーカーや変質者にゴミを漁られないようにするためには、彼らにゴミを漁る時間を与えないようにすることが一番です。
具体的には、ゴミ収集車が来る直前にゴミを出すという方法が良いでしょう。
ゴミを出してから、ゴミ収集車がゴミを回収しに来るまでの時間が短ければ短いほど、ストーカーや変質者がゴミを漁れる時間がなくなります。
そうなれば当然、ストーカーや変質者にゴミを漁られる確率もグッと低くなるのです。
特にゴミ収集車が来るまでゴミステーションの前で待機して、収集業者に直接ゴミ袋を渡せばゴミを漁られる心配はありません。
お勤めしている方には難しい方法ですが、主婦の方ならできるはずですから、ぜひ試してみてください。
夜にゴミを出さず、朝になってからゴミを捨てるようにする
ストーカーや変質者にゴミを漁られる危険が一番高いのは、夜にゴミ出しをする捨て方です。
夜にゴミを出してしまうと、ゴミ収集車が来るまでの時間がたっぷりあるため、ストーカーや変質者にゴミを漁る時間的猶予をたくさん与えてしまいます。
さらに皆が寝静まって人通りもなくなり、あたりも暗くなった深夜なら、ストーカーや変質者もゴミを漁るのを人に見られるリスクが低くなるのです。
その点、朝になってからゴミを出せば、人通りも多くなるぶんストーカーや変質者はゴミを漁りにくくなります。
夜にゴミを出すのは、ストーカーや変質者にゴミ漁りをさせるチャンスを与えてしまっているのと同じです。
忙しくても、ゴミはちゃんと朝になってから捨てるようにするのが良いでしょう。
ゴミ漁りをされても下着や衣類を持っていかれないための捨て方とは?
ここまでストーカーや変質者にゴミを漁られないためのゴミの捨て方について説明してきましたが、それでも彼らのゴミ漁りを完全に防げるとはかぎりません。
朝になってからゴミを出しても、下着や衣類が入っていることが分からないようにゴミを出しても、ゴミを漁るような輩もいるからです。
そのため万が一下着や衣類が入ったゴミ袋を漁られた時に、下着や衣類を持ち帰らせないための対策が必要になってきます。
では下着や衣類はどのようにして捨てれば、ストーカーや変質者にゴミ袋を漁られても持ち帰られずに済むのでしょうか?
ここでは下着や衣類が入ったゴミ袋を漁られても、下着や衣類を持って帰られない捨て方について説明していきます。
下着や衣類などは生ゴミと混ぜて捨てれば、持ち帰られる確率が低くなる
使用済みの下着や衣類が入ったゴミ袋をストーカーや変質者に漁られれば、高確率で下着や衣類などは彼らに持ち帰られてしまいます。
持ち帰られないためには、できるだけ犯人が持ち帰ることに抵抗を持つようにする必要があります。
では、犯人に下着や衣類を持ち帰るのに抵抗を持たせるためにはどうすればいいのでしょうか?
おすすめなのが、下着や衣類を生ゴミの入った袋の中に入れて捨てるという方法です。
生ゴミと混ぜれば下着や衣類は汚れますし、きつい臭いもつきますから犯人も持ち帰るのに抵抗を持つ確率が高くなります。
ゴミを漁られて下着や衣類を持って帰られた経験があるという方は、ぜひ一度試してみてはどうでしょうか?
下着や衣類などは、はさみで細かく切り刻めば下着だと気づかれる確率が減る
ストーカーや変質者にゴミを漁られて下着や衣類を持って帰られないためには、下着や衣類を細かく裁断して捨てるという方法もおすすめです。
かなり面倒な作業ですが、捨てる下着や衣類ははさみで細かく切り刻んで、バラバラにしてしまいましょう。
理想なのは切り刻んだ後に、それがもともと下着や衣類であったことが分からないくらい細かくすることです。
そうすれば犯人もそれが下着や衣類であったことに気付く確率が低くなりますから、持ち帰られるリスクも低くなります。
気づかれたとしても、バラバラになっていれば、犯人も一つひとつの欠片を集めて持ち帰るのは大変なはずですから、やはり持ち帰られるリスクは低くなるのです。
特に一番おすすめなのは、細かく裁断したうえで生ゴミの入った袋に入れてしまうという方法です。
細かく裁断されたうえに汚くて臭くなった下着なら、犯人に持ち帰られる心配はほとんどないと言えるでしょう。
下着や衣類などは業者に回収してもらうのが一番安全な方法
そもそも使わなくなった下着や衣類は、必ずしも捨てなければいけないというわけではありません。
下着や衣類をゴミ袋に入れて捨てなければ、ストーカーや変質者に漁られる心配もありません。
使わなくなったブラジャーなどは、女性ものの下着メーカーで回収してもらうという方法もあります。
「ワコール」や「トリンプ」「チュチュアンナ」などでは、使わなくなったブラジャーの回収をしています。
ワコールの「ブラ・リサイクル」では、2017年に279,300枚ものブラジャーが回収されているのです。
チュチュアンナの「ブラ引取りキャンペーン」では、ブラと一緒にショーツも回収してもらえます。
また衣類なども、回収している業者やNPO法人があるので回収してもらうのが良いでしょう。
ストーカーや変質者にゴミ漁りをやめさせるための対処方法とは?
ここまで説明してきた方法を実践すれば、ストーカーや変質者にゴミを漁られたり、下着や衣類を持っていかれる確率はかなり低くなるでしょう。
しかしストーカーや変質者がゴミ漁りをしているかぎり、可能性はゼロにはなりません。
被害を受けないように工夫することは大切ですが、彼らにゴミ漁りをさせないようにすることも同じくらい大切だと言えます。
では、どうすればストーカーや変質者にゴミ漁りをやめさせられるのでしょうか?
ここでは、ストーカーや変質者にゴミ漁りをやめさせるための対処法について説明していきます。
ゴミ漁りをされていた場合の対処法①管理会社に相談する
マンションやアパートなどに住んでいて、敷地内にゴミステーションがある場合は管理会社にゴミ漁りの被害を相談してみましょう。
相談する際は、自分の出したゴミ袋が破られている状態の写真などを撮って被害の証拠をしっかり見せるとなお良いでしょう。
ゴミステーションが映る場所に防犯カメラが設置されているのなら、カメラの映像を確認させてもらえば犯人の映像を手に入れられます。
犯人の姿と犯行の瞬間が映った映像を入手すれば、警察に相談して対応してもらうことも可能です。
防犯カメラの設置がされていないなら、カメラを設置してもらえないか管理会社に相談してみてもいいでしょう。
防犯カメラが設置されれば、犯人もゴミを漁るのをやめるようになるかもしれません。
ゴミ漁りをされていた場合の対処法②警察に相談する
ゴミ袋を漁られる被害に何度もあっているのなら、警察に相談するのも良いでしょう。
ゴミ漁りの犯人が誰か分からない状態でも、ゴミステーション周辺の防犯パトロールを強化してくれます。
ただし犯人が分からない状態では、犯人を検挙してもらうことはあまり期待できません。
犯人を検挙してほしいなら、管理会社にお願いして防犯カメラに映った犯人の映像を持っていけば確率は上がります。
盗んだものがゴミである以上、窃盗罪での検挙は難しいかもしれませんが、マンションやアパートの敷地内に入ったのなら建造物侵入罪にあたる可能性があります。
ゴミを漁った人物がストーカーなら、その他のストーカー行為で被害届を出すことも可能です。
ゴミ漁りをされていた場合の対処法③探偵に相談する
何度もゴミ袋を漁られていた場合、それはストーカーの犯行である確率が高いと言えます。
ゴミ漁り自体はストーカー行為として定義されていませんが、何度も同じ女性のゴミを漁っているのなら他のストーカー行為もしている確率が高いはずです。
相手がストーカーなら、警察に警告を出してもらったり、被害届を出して検挙してもらうことも可能です。
ストーカー犯を検挙してもらいたいのなら、犯人の特定と犯行の証拠を集める必要があります。
犯人を特定したり証拠を集めたいのなら、探偵に依頼するのがおすすめです。
探偵に依頼すれば、ゴミステーションの近くで張り込みをし、犯人を尾行してどこの誰だかまで特定してくれるのです。
犯人の特定と証拠の収集ができたら、警察に行って被害届を出し、ストーカー犯を検挙してもらいましょう。
まとめ
女性の出したゴミは、ストーカーや変質者に漁られる可能性があるため注意が必要です。
特にゴミ袋に入れた下着や衣類などは、ストーカーや変質者に持ち帰られる危険が高くなっています。
ゴミを漁られないためには、できるだけゴミ収集車が来る時間の直前にゴミを出すのが効果的です。
またゴミを漁られても大丈夫なように、下着や衣類は細かく裁断して、生ゴミの入った袋に入れて出せば持ち帰られる確率は低くなります。
使わなくなった下着や衣類をゴミに出さずに、業者に回収してもらうという方法もおすすめです。
ゴミ漁りの被害がなくならない場合は、管理会社や警察、探偵などに相談すれば犯人を捕まえることもできるかもしれません。
ゴミを漁られて下着や衣類を盗まれるのが不安だという方は、ぜひこの記事を参考にして対策してください。