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ストーカー対策

しつこく何度も電話をしてくるストーカー!対策を徹底解説!

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ストーカー犯罪の種類には「付きまとい」、「メールを何度も送る」、「待ち伏せ」などがあります。

 

そのようなストーカー犯罪の中に、「しつこく何度も電話をかける」というものもあります。

 

時にその回数は一日に数十回になることもあり、被害者の日常生活が困難になることもあります。

 

もちろん、このような行為は被害者に不快感と恐怖を与えます。

 

そして、精神的苦痛を受け、被害者がうつ病などの病気になってしまうこともあります。

 

このような状態になる前に、ストーカーからの電話に適切に対応しなければいけません。

 

ここではストーカーの電話に対する対策を解説していきます。

 

着信拒否や番号変更はストーカー行為をエスカレートさせる?

ストーカーから一日に何度も電話が来るようになり、迷惑するようになると、まず対策として考えるのが着信拒否や電話番号の変更です。

 

しかし、これは電話をしてくるストーカーに対して一番やってはいけない対応法です。

 

なぜなら、ストーカーを無視および拒否することになるからです。

 

それまで普通に電話に出ていた相手がいきなり着信拒否や電話番号の変更を行い、連絡がとれなくなったら、普通の人でも落ち込むでしょう。

 

それが被害者に好意を持ったストーカーであれば、好意は一転して「怒り」に変わってしまいます。

 

それまで電話をするだけで満足していたストーカーは、電話ができないと他の方法での接触を試みるでしょう。

 

それが待ち伏せなど、直接被害者に会う方法だったとしたら、被害者はさらなる恐怖と危険にさらされることになります。

 

このような状況になることを避けるためにも、電話によるストーカー対策として着信拒否や電話番号の変更をいきなり行うことは止めましょう。

 

ストーカーからの電話は無視する?出る?どちらが有効なのか

ストーカーからのしつこい電話は、無視するべきでしょうか?それともきちんと対応するべきでしょうか?

 

実はこの選択も、電話によるストーカー対策として重要なことです。

 

最初は常識的な回数と内容だったストーカーからの電話も、時間がたつにつれて回数、内容ともに常軌を逸したものになってきます。

 

ここである時いきなりストーカーからの電話を無視してしまうのは危険です。

 

今まで普通に接してくれていた被害者が、いきなり電話にでなくなると、ストーカーは混乱して、他の方法での接触を試みる可能性があります。

 

ですので、まず最初にストーカーから電話があった際に、被害者が「迷惑に思っていること」をきちんと伝えましょう。

 

それでも電話が続く場合でも、電話に出て「これ以上電話をしてほしくない」ということを伝えることが大切です。

 

しかし、このようにきちんと対応していくと、被害者も精神的に疲れてきます。

 

そのような状態になってしまったら、無視してもかまいません。

 

ストーカーからの電話を無視する場合でも、電話がきた時間と回数をきちんと記録するようにしておきましょう。

 

最近の携帯電話やスマートフォンにはサイレント機能がついているものが多いので、その機能を活用すると良いでしょう。

しつこく何度も電話をしてくるストーカーの場合は証拠を集めよう

ストーカーからの電話を止めさせるためには、適切な第三者に相談する必要があります。

 

その第三者とは、ストーカーより立場が上の、ストーカーが頭が上がらない人物が適任です。

 

ストーカーが全く知らない人である場合には、警察などに相談するのも良い方法です。

 

そのためには、ストーカーがしつこく何度も電話をしてきて迷惑しているという証拠を集める必要があります。

 

その証拠になるものとは、電話の着信履歴や通話の内容を録音したデータです。

 

このような証拠を集め、被害者が迷惑に思っているにも関わらず、ストーカーがしつこく電話をしてくるという事実を第三者に納得させる必要があります。

 

ストーカーからの電話が固定電話にかかってくる場合の対処法

録音機能がある電話を利用している場合には、その機能を活用して通話の内容を記録しましょう。

 

そのような機能がない電話を利用している際には、ボイスレコーダーを購入し、通話の内容を録音するようにしましょう。

 

また、着信履歴も重要な証拠となりますが、固定電話の場合には着信履歴が表示されないタイプの電話機もあります。

 

このような場合、NTTに申し込めば着信履歴を5件までさかのぼって調べてくれるサービスがあります。

 

しかし、工事が必要で利用開始までに日数も利用料金も必要になります。

 

それでも5件しかさかのぼって調べられないので、ストーカーのしつこい電話をすべて記録することはできません。

 

ですので、電話機自体をナンバーディスプレイ機能と着信履歴記録機能がある機種に買い替えることをお勧めします。

 

できれば通話内容の録音もできる物にすると良いでしょう。

 

ストーカーが携帯電話やスマホに電話をかけてくる場合の対策

ストーカーからの電話が携帯電話やスマホにかかってくる場合にはどのような対策をとれば良いのでしょうか。

 

まず、着信履歴は確実に電話機本体に残るので、これは重要な証拠となります。

 

ですので、気持ちが悪いからと言って着信履歴を消去したりしないようにしましょう。

 

次に通話内容ですが、スマホの場合は通話内容の録音ができるアプリをインストールしておくことをお勧めします。

 

スマホの容量次第ですが、かなりの時間の通話内容を記録することができます。

 

携帯電話、いわゆる「ガラケー」にストーカーからの電話がかかってくる場合には、他の方法で通話内容を記録する手段を考える必要があります。

 

この時に便利なのがイヤホン型のマイクです。

 

ストーカーとの通話時に、このマイクを装着して音声を拾い、記録媒体に録音すると良いでしょう。

 

このような方法を使って、ストーカーからの電話の着信記録と通話内容をしっかり記録しておきましょう。

ストーカーからの電話に悩んだら、一人で対処せずに警察へ相談を

このように、ストーカーからの電話の証拠を積み上げても、ほかに相談する第三者がいないとせっかくの証拠も役に立ちません。

 

特にストーカーが全く知らない人であった場合には、ストーカーを諭してくれる第三者もいません。

 

弁護士など法律の専門家に相談しても、相手が分からないことには対応できません。

 

そのような場合には、警察に相談することをおすすめします。

 

ストーカー規制法によりしつこい電話は付きまといの一種と認められているので、立派な犯罪です。

 

被害届を出して捜査をしてもらうことも可能ですが、まずは警察に相談に行ってみましょう。

 

相談に行くのは近くの交番ではなく、管轄の警察署の生活安全課です。

 

この時、ストーカーからのしつこい電話の証拠となるデータを持っていくことを忘れてはいけません。

 

ストーカー被害は親告罪なので、被害を受けた時から6か月以内に告訴する必要があります。

 

その期限を過ぎてしまうと、公訴できなくなるので、まずは早めに警察に相談に行きましょう。

 

女性一人で警察に相談にいった際に軽くあしらわれたという例もあるので、できれば身なりのきちんとした男性に付き添ってもらうことをおすすめします。

まとめ

ここまで、ストーカーからの電話に対する対策について解説してきました。

 

間違ってもいきなり着信拒否をしたり、電話番号の変更をしたりしてはいけません。

 

大切なのはストーカーに「電話をされることに迷惑している」ときちんと伝えることです。

 

それでストーカーが電話を止めてくれればストーカー問題は解決ですが、そのようにうまくことが運ぶ例はほとんどありません。

 

ストーカーからの電話に迷惑していると伝えた後にも電話が収まらない場合には、必ず着信履歴と通話内容を記録しておくようにしましょう。

 

そのようにしてきちんと証拠を集めることで、警察や弁護士、ストーカーに注意ができる立場の人などの第三者に対応してもらうことができます。

 

断ってもしつこく電話をかけてくることは、立派なストーカー犯罪です。

 

被害者は引け目を感じる必要は全くありません。

 

ストーカーに対して電話をかけてこられることに迷惑していることをはっきりと伝える勇気を持つことが重要です。

 

そして証拠を集め、しかるべき第三者に相談するようにしましょう。

 

 

 

 

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