私たちの生活に無くてはならないのがスマホですが、その便利さゆえに犯罪に使われることも少なくありません。今や、スマホを使った盗撮も女性にとっては常に警戒する必要のある犯罪になりましたが、もし自分を盗撮しているのを気づいたときはどうすれば良いのでしょうか?
また、スマホを使って盗撮をする人の行動にはある共通点があります。まずは盗撮を疑うべき不審な行動を知った上で、具体的に取るべき対処法について紹介したいと思います。
iphoneやandroidを使って盗撮をしている人は目線が普通の人と違います!
電車で目の前に座っている人が自分を盗撮している気がするけれど、確信が持てないので対処のしようがない...という経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか?実際、人によってスマホを使う時の角度は異なるのでカメラを起動して盗撮しているかを確かめることは難しいでしょう。
しかし、iphoneやandroidのスマホを使った盗撮に共通点があるとすればどうでしょう?相手のことを観察して、「これは私を盗撮しているに違いない!」という確信を持てれば行動に移せますよね。相手が自分のことを盗撮している気がする、そんな時は相手のスマホを見るのではなく視線を見てください。
単にスマホを使っている時というのは基本的にはスマホの画面だけに視線を落としているか、他のものを見るとしても電車の車内全体を見回すなどしています。しかし、特定のターゲットを狙って盗撮する時は相手が自分に気づいていないかが気になるため、頻繁にこちらに視線を向ける傾向があります。
もしも、スマホを使って不審な動きをしている人がこちらの様子をチラチラ見ているような場合は盗撮がクロの可能性が高くなります。こちらから相手に視線を返してすぐに目を背けるようであればなおさら盗撮の疑いが強いので、具体的な対処をすることをオススメします。
盗撮を発見したときの対処法その1「すぐに立ち去る」
探偵や興信所に依頼して誰かがあなたの素行を知ろうとしている、という極めてレアなケースを除けば盗撮をする人というのは100%が変質者です。もしも、自分が盗撮されていることに気づいて相手を捕まえようとしても、抵抗されて最悪の場合はあなたに危害が加えられてしまう可能性もあります。
また、電車の車内でしたら周囲に助けを求めることも可能ではありますが、そのことで盗撮犯が逆上して暴れたり、スマホを投げつけてきたりするリスクを考えれば必ずしも相手を捕まえようとするのが正解とは限りません。もし、あなたが余計なトラブルに巻き込まれたくないと考えるのであれば、まずは逃げることを考えるべきです。
閑散とした電車の車内や、人通りのそれほど多くない路上であれば隣の車両に移ったり、適当なお店に入るなどすることで盗撮から逃れることができます。盗撮犯も、目立った行動は避けようとするはずですから追いかけてくる可能性は低いといえるでしょう。
一時的にとはいえ盗撮されてしまうのは悔しいことですが、変質者と関わってより危険な目に遭うことは何としても避けたいものです。そのため、盗撮に気づいたときはまず回避することを検討すると良いでしょう。しかし、それが最善の選択という訳でもありません。
なぜなら、特定の相手があなたをターゲットにして盗撮や追跡を行ってくる可能性も否定はできないからです。常習的に盗撮されている、そういった方はより強硬な手段を取る必要があります。
盗撮を発見したときの対処法その2「相手を捕まえる」
もしも、あなたが日常的に盗撮されていて、誰が犯人かも分かっているようなときは逃げても意味がありません。また別のチャンスを狙って盗撮を仕掛けてくる可能性が高いからです。そのようなときは、あなた自身の身を守る意味でも相手を捕まえることが唯一の対処法かもしれません。
出来れば関わりたくないから、ずっと逃げ続けていれば大丈夫。そう考える気持ちもよく分かります。しかし、今は盗撮するだけで満足している変質者があなたをストーカーするようになったり、自宅にメッセージを送ってくるようになったりしたらどうでしょう?そんな事には絶対に耐えられませんよね。
そのため、相手の行動がエスカレートするのを防ぐ意味でも第三者に介入してもらって盗撮犯を捕まえるか、少なくとも盗撮をやめるように要求する必要があります。その第三者というのは警察でも良いですし、電車でしたら駅員、または腕っ節に自身のある男友達に頼んでも良いでしょう。
電車の車内であれば周囲の人に助けを求めることで相手を取り押さえてもらえる可能性はありますし、少なくとも駅員は相手の確保に協力してくれます。また、警察は事件にならないとなかなか動いてくれませんが、友人や知人に相手の行動をよく見張ってもらえば盗撮の現場を押さえることも容易です。
スマホを使った盗撮の場合、カメラが明らかに撮影している方向を向いているので第三者から見ればすぐに分かります。これは、ピンホールカメラや隠しカメラを使った盗撮と大きく異なる点です。盗撮現場を押さえさえすれば警察に突き出すこともできますし、友人、知人の協力で相手にこれ以上盗撮しないよう要求することもできます。
盗撮犯を確保する際はまず確実にスマホを取り上げるようにしましょう。盗撮を指摘した瞬間に動画を消したり、スマホを破壊したりして証拠を隠滅しようとする可能性があるからです。「ただ単に落としただけ...」と言い訳されてしまう可能性があるので証拠のスマホだけは確実に押さえておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は、スマホで自分を盗撮しているのに気づいたときの対処法を紹介しました。最近のスマホには高性能のカメラが付いているので、それだけ盗撮犯にとってはやりやすい状況になっています。盗撮だけで済めば良いですが、エスカレートしてストーカーになる可能性もあります。
そのため、突発的な盗撮であればすぐに立ち去るなどしてトラブルを避けても良いかもしれません。ですが、あなたをターゲットにした常習犯が相手であれば第三者の協力を得て捕まえる必要があります。証拠のスマホだけは確実に押さえるようにして、これ以上の被害拡大を防ぐために必要な対処を行ってくださいね。