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盗聴の対策と発見

空き巣に入られたら盗聴器も仕掛けられている可能性があります

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自宅に帰ると部屋の中の様子がどうもおかしい...置いてあったはずのポーチが無くなっていたり、家具の配置が微妙に変わっていたりすると誰でも空き巣に入られたということに気付きますよね。家の中の金品が取られてしまう空き巣被害というのは意外と多く、誰でも巻き込まれる可能性があります。

空き巣に入られてしまった時に確認する必要があるのが、盗聴器や盗撮カメラが仕掛けられていないかどうかということです。今回は、空き巣に入られたので部屋を調べてみると盗聴器が...という際に取るべき対策などを紹介します。

あなたのプライベートを探るために盗聴器を仕掛けているかも

空き巣というと主に金品が目的と思われがちで、実際に空き巣に遭うと家の中から金品が失くなっていることが多いです。しかし、空き巣犯があなたの家に忍び込む目的というのは必ずしも金品目当てだけではなく、あなたのプライベートを探るために空き巣に入っている可能性があります。

人間関係というのは複雑で、いつの間にかトラブルに巻き込まれていることはよくあります。あなたの知人の知人というと、あなたにとっては知らない人のこともありますが、その人があなたの事を知ろうとしてTwitterやFacebookといったSNSを探っていることもありますよね。

最初は興味本位であなたのことを知ろうとしていたのが、いつの間にか恋愛感情が生まれてしまって一種のストーカーになってしまう可能性も無いとは言えません。その過程であなたの家の周りを付きまとい、ふと窓が空いているのを見つけて家の中に侵入するといった出来事も実際に起きています。

これも一種の空き巣犯ということにはなるのですが、この場合、空き巣に入る目的は金品ではなく、あなたのプライベートなのです。そして、より深くプライベートを探ろうとして盗聴器を仕掛けている可能性があります。そのため、自宅に空き巣が入られた場合は盗聴器が仕掛けられていないか調べることが大切です。

また、金品が目的の空き巣犯でも興味本位や盗聴テープを販売するために盗聴器を仕掛けることもありますし、あなたに恨みを持つ身内が弱点を探ろうとして盗聴器を仕掛けるなど、そのケースは様々です。

盗聴器と一緒に仕掛けられている可能性のある盗撮カメラに注意

空き巣犯があなたの家に仕掛けていくものとして、盗聴器と並んで警戒する必要があるのが盗聴カメラです。音声だけを記録、送信する盗聴器に対して、映像に加えて機器によっては音声まで送信されてしまう可能性がある盗撮カメラは最も警戒すべきものとなります。

空き巣犯の行動パターンとして、最初はほとんど何も取らずに盗聴器や盗撮カメラを仕掛けるというものがあります。これは、あなたの家の構造や金品の保管場所を知らない空き巣犯が次の犯行に向けて準備をするというケースです。空き巣犯は最短で数分という時間で犯行を終えるので、そのために情報収集することがあります。

また、あなたと係争トラブルを抱えている人が裁判で自分に有利な証拠を得ようとして空き巣を行い、盗撮カメラを仕掛ける可能性も考えられます。盗撮カメラの方が得られる情報量が多いため、盗聴器と比べて高額であっても裁判に勝つために盗撮カメラを仕掛けることもあるでしょう。

仕掛けられた盗聴器、盗撮カメラは徹底的に取り除くことが重要!

もし、空き巣犯に自宅に入られて盗聴器や盗撮カメラを仕掛けられてしまったら徹底的に取り除くことが重要です。盗聴器や盗撮カメラの動力源が電池やバッテリーであればいずれ勝手に止まりますが、コンセントの電力を利用して稼働するタイプは半永久的に動きます。

つまり、こういった盗聴器、盗撮カメラは発見して取り除かない限りあなたのプライバシーを延々と送信し続けることになるのです。また、コンセントの裏側などにも接続されているため、ショートを起こして火災の原因になるという危険性もあります。それでは、盗聴器や盗撮カメラはどのような場所に仕掛けられているのでしょうか?

まず、真っ先に疑うべきなのは天井の照明の中や部屋の隅のコンセントの中などです。こういった場所は普段見ることの少ない場所なので、盗聴器や盗撮カメラも仕掛けられやすいです。他にはエアコンの中やリモコンの中、ベッドの裏側など、人目に付きにくい場所は全てチェックすべきでしょう。

また、盗撮カメラが仕掛けられる場所として多いのがぬいぐるみの目の中です。ぬいぐるみの目を壁に向けて置くという方は少ないですよね?むしろ、ぬいぐるみは通常であれば部屋の中心に向けて置かれているのではないでしょうか。つまり、ぬいぐるみの目に盗撮カメラを仕掛けておけば部屋全体を映せるのです。

彼氏からぬいぐるみのプレゼントを貰ったところ、なぜか話していない家での出来事を知っていたので問い詰めてみると盗撮カメラが仕掛けられていた、ということもよくあります。ぬいぐるみの中をくり抜くのは可哀想な気もしますが、空き巣に入られた時は一度探してみることをおすすめします。

盗聴器、盗撮カメラ発見器を活用して取りこぼしを防ごう

ベッドの裏側やコンセントの中など、盗聴器、盗撮カメラが仕掛けられやすい場所を一通り探したけれど全て取り除けたか不安という場合は、市販の発見器が役に立ちます。盗聴器も盗撮カメラも電気を使って動いている以上、特定の帯域の周波数を発しています。

盗聴器、盗撮カメラ発見器はこれらの周波数をキャッチしてくれる機器なので、人力では見つけにくい場所に仕掛けられた盗聴器、盗撮カメラの発見に役立ちます。市販の発見器なら数千円もあれば購入できますので、盗聴、盗撮のリスクと比べれば安価といえるでしょう。

目で見える範囲だけでは不安なので、少々のコストを支払ってでも徹底的に取り除きたいという方はホームセンターなどで販売されている発見器を利用すると良いでしょう。また、盗聴器、盗撮カメラ発見の最終手段として専門家に相談するというものがあります。

専門家が持っている発見器は高性能で、市販の発見器では検索できない帯域の周波数にも対応しています。空き巣犯が盗聴器や盗撮カメラに精通していると市販の発見器では見つけられないこともあります。専門家に相談するにはそれなりのコストがかかりますが、それでプライバシーが守れるのなら支払う価値はあるでしょう。

また、盗聴器や盗撮カメラが仕掛けられている場所によって犯人像が特定できる場合もあり、全くの他人の犯行なのか、身内の犯行なのかが分かれば対処もしやすいですよね。適切なタイミングで警察とも連携を取ってくれるので、悪質な犯行の場合は身の安全を守る意味でも専門家にも相談することをオススメします。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は、空き巣に入られて盗聴器や盗撮カメラが仕掛けられていることに気づいた場合の対処法を紹介しました。盗聴器や盗撮カメラが仕掛けられているとあなたのプライバシーが侵害されてしまいます。空き巣犯が次の犯行に向けて仕掛けた可能性もあるので、盗聴器や盗撮カメラは絶対に放置せず徹底的に取り除く必要があります。

盗聴器や盗撮カメラを発見するには家中を捜索するほか、市販の発見器を使ったり、専門家に相談したりすることが有効です。専門家に相談すれば犯人像まで絞り込んでくれるので、警察に通報するのか自分だけで解決するのかを決めることも可能になりますよ。

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